開始時間12:00ちょうど、「フォー!」「ウィッヒー!」という歓喜の声と共に幕を開いた『E3 2011』。まさにコミケのように、開場と共に目的のブースへ駆け込む来場者たち。

記者が真っ先に向かったのは、SCEブースのPSP2こと『PSVITA(ヴィータ)』のコーナー。しかし、早くも長い行列ができており、結局、自分の順番がまわってきたのは1時間10分後。

ヘッドフォンを渡され、軽い説明。5つのゲームを順番にプレイできるらしい。それぞれのゲームには担当者が付いており、操作方法や楽しみ方などを英語にて説明してくれる。

その前に、PSVITAの特徴から説明しよう。箇条書きで書くならば

・タッチスクリーン(マルチタッチ)
・ダブルタッチ対応(2人でタッチ対戦できる)
・裏タッチ(本体裏側にセンサーが付いている)
・カメラは両面
・Wifi、3G、GPS内蔵
・傾きセンサー内蔵
・PS3とシンクロ
・メールなどもできる

……といった感じだ。特に注目したいのは記者が勝手に名付けた「裏タッチ」である。実機の撮影は禁じられていたので画像はないが、プレイしたソフトは以下の5本だ。

まず一つ目のゲームは『リトルビッグプラネット』。横スクロールアクションゲームで、画面をタッチして、背景や障害物にアクションを加えないと先に進めないというパズルゲームでもある。キーとボタンを操作するうえに、画面に触れるといのが新鮮だ。また、傾けないと先に進めない場面もあり、まさにPSVITAの新機能をフル活用したソフトになっている。

2つ目のゲームは『Virtua Tennis 4(パワースマッシュ4)』。その名の通りテニスゲームである。トスからレシーブ、強さに方向、すべての動作をタッチスクリーンで行うことができる(キーも使える)。指を二本使ってのスマッシュなどもある。

3つ目のゲームは『Little Deviants』。カメラを使ったシューティングゲームなどが入っている、ミニゲーム集である。PSVITAの画面には、宙を飛び回る敵キャラが。Rボタンで弾を発射し、撃破しまくるというシューティングだ。特筆すべきは、PSVITA本体を360度動かさないと、敵キャラを追いきれないということ。敵キャラが右にいたら、PSVITAも右に動かし、上にいたら上に向けて……という感じである。なお、敵キャラが痰のような緑のドロドロを吐き出してくる。なにもしないと画面は緑の痰だらけだ。汚くなったらPSVITAの画面を指でキュッキュとひとこすりして拭き取ろう。

また、このソフトの中に入っている別のゲームで、モグラたたきみたいなものがある。ここで活躍するのが「裏タッチ」だ。今までは表からのみ叩いていたのが、こんどは裏から手前に叩くというのが斬新であった。

4つ目のゲームは『Uncharted:Golden Abyss』。トゥーム・レイダーのような3Dアクションゲームだ。アナログスティックで動かして、キャラを動かす。崖を移動するときなどは、タッチスクリーンで方向を指示。崖を登るときなどは、裏タッチも使うようだ。

最後のゲームは直感的に音楽が作れたり、アクションゲームでは先に進むに連れて音楽が奏でられたりする『Sound Shapes』。アクションゲームは置いておいて、音楽を作るモードでの「裏タッチ」の使い方は便利であった。「押して決定」し、修正したい場合は「裏タッチで裏から動かして修正」である。これはいい。

……以上5本、じっくりと堪能させてもらった。画面もキレイだし、技術の結晶と言わんばかりにハイテクがギッシリ詰まったPSVITA本体。プレイ後には「TOUCHED IT.(おれ、いじくったもんね)」というシールまでもらえて思わずニンマリ。

しかし記者は、正直、ぶっちゃけ……、そこまで感動しなかったのである。新鮮さは「裏タッチ」くらいなもので、画面タッチも傾きも、カメラを使ったゲームも……ほとんどすべてiPhoneなどで体験済みだったからなのかも知れない。

なお、日本での価格はPS VITA(Wi-Fi)モデルが2万4980円。PS VITA(3G)モデルが2万9980円とのこと。いずれも現在のところ、発売日は未定である。

写真:ロケットニュース24