自分と多くの人をつないでくれるTwitter。中には何千人、何万人というフォロワーを持っている人もおり、まさにTwitterがあったからこそ築けたつながりの数だろう。しかしそのTwitterで、心を通わせた友達になれるのには限度があった。その数、およそ150人!

これを発表したのは、ブルーノ・ゴンサウベス氏をはじめとするインディアナ大学の研究者たちで、彼らは300万人のユーザーが4年間に投稿した3億8千万件のツイートを分析した。

研究者たちは、ユーザーと深い関係を築いたフォロワーとそうでないフォロワーとを区別するために、相互でやり取りしたツイートの数を見ていった。すると、Twitterできちんとした交友関係を築けるのは100人から200人までが限度ということが判明。

実はこの数字、約20年前にもある人物によって発表されていたのだ。その人物の名は、ロビン・ダンバー。彼はイギリスの人類学者であり、人間の脳の仕組み上、人が維持できる交友関係は100から200までだと主張していた。

しかしTwitterやFacebookなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)の登場により、何百人、何千人と容易に交流を持てるようになった。そこで、「これに伴って人の最大交友人数も増えてきたのか調べよう」というのが今回の調査目的だったというわけだ。

結局、ダンバー氏が主張していた通りの結果となり、人の最大交友人数は変わってないことが分かった。

また今回の調査によると、どのユーザーもTwitterを始めた頃はほとんど友達がおらず、他のユーザーとの交流もほぼ皆無とのこと。しかし時間が経つにつれて、徐々に友達は増えていき、最後にはその人の許容能力を超える人数とつながりを持つ。その結果、ユーザーたちは必然的にどの関係が自分にとって重要なのか取捨選択していくという。

こういった調査結果を受けて、研究チームは次のように結論付けた。

「今回の発見は、現代のSNSは私たちが交流を持つ全てのネットユーザーと自分たちをつなぐ場になっているけれど、それは交友関係の数を制限する生物学的かつ物理的な壁は越えられないことを示しています」

数に限度があるとされたネット上での人とのつながり。しかし現実世界で、150人の友達を作るのはなかなか難しい。そう考えると、Twitterは最大限に人の交友能力を発揮させてくれる素晴らしいツールなのかもしれない。

(文=田代大一朗

photo by flickr Rosaura Ochoa
参照元:COSMIC LOG(英文)