毎日の大変な仕事から逃れて心も体もリラックス、それが旅の魅力である。しかし、本当の旅の醍醐味とは、やはり一生忘れられない思い出を作ってくることではないだろうか。

ということで、米サイトModernMan.comが発表した「世界の面白ホテル10選」をご紹介。思い出作り旅の参考になれば幸いである。
 
1. フィジー諸島の海底ホテル「ポセイドン・アンダーシー・リゾート」(Poseidon Undersea Resorts)
海底12メートルのところにあり、天井が総ガラス張りになっている、まるで水族館みたいなホテルだ。南太平洋の透きとおる青い海を、静かな海底から見上げてみたら、心も体もきっと癒やされることだろう。

ガラスの厚みは10センチ、割れる心配はないだろう。内部の気圧は1気圧に保たれており、安全面の配慮は万全だ。客室のほか、レストラン、バー、図書館、会議室、結婚式場、浴場などの施設も備わっているぞ。宿泊料は、1週間の滞在で1人あたり1万5000ドル(約120万円)から。
 
2.スウェーデンの海上ホテル「ソルトアンドシル・ホテル」(Salt & Sill Hotel )
桟橋の上に浮いている海上ホテルだ。入り江の奥にあるのであまり揺れることなく、白を基調とした室内はとても落ち着いた感じで、くつろげる。さらに、このホテルからは北欧の美しい海の風景を見ることができる。水面に映る夕日は、まさに絶景。

環境に優しいホテルを目指しており、周囲の海になるべく影響を与えないよう運営されている。実際、ホテルができてから、周辺に住む魚や貝の数は増えたそうな。なお、車で45分走れば繁華街に出ることができるのも嬉しいポイント。宿泊料は、1泊シングル250ドル(約2万円)、ダブル310ドル(約2万5000円)。
 
3. インドの樹上ホテル「グリーンマジック・ツリーハウス」(Green Magic Tree House)
場所はインドのケララ州。ジャングルのど真ん中にある、2本の大木の中に作られたホテルだ。部屋はなんと、地上約25メートルのところにある。風が吹くと若干揺れるが、建築基準は満たしているので大丈夫だ。

客室には一応、ベッドや家具、水洗トイレ、シャワーがあるが、電気が使えない。そのため、お湯は出てこない。電灯もないが、それでも灯油ランプが部屋をロマンチックに照らし出してくれる。

徹底した自然主義を貫いたホテルで、シャンプーや石けんや歯磨き粉は、すべて用意されたものを使うようになっている。化粧は禁止だとか。鳥の声と朝日で目覚めたい人向けのこのホテル、宿泊料は、1泊240ドル(約2万円)で食事つきだ。
 
4. オーストリアの下水管ホテル「ダスパーク・ホテル」(Sewage Pipe Hotel)
公園に下水管が置いてあり、その内部が客室になっている。日本のカプセルホテルに近いシンプルな構造で、部屋にはベッドとランプがあるだけだ。しかし、内部は大人2人が入れる十分なスペースがある。

ドナウ川のほとりの静かな所にあるので、環境はとてもよい。しかし室内にトイレがないので、わざわざ靴を履いて近くのガソリンスタンドまで行かねばならない。なかには公園の木陰で用を足す人もいるようだ。

宿泊料は、決まっていない。好きなだけ支払うシステムになっている。利用できるのは、5月から10月まで。
 
5. ドイツの刑務所ホテル「アルカトラズホテル」(Alcatraz Hotel)
元々は刑務所だったものをホテルに変えた、いわば「刑務所ホテル」である。客室はなんと元独房。

ホテル内のいたるところに鉄格子が残されている。受け付けもバーも鉄格子で囲まれていて、生々しい刑務所の名残がある。客室の窓も、もちろん格子戸。それでも設備は充実していて、清潔なホテルはとても快適そう。あえて厳しいところがあるといえば、全室禁煙といったところか。

どういうわけか、ホテルのとなりは日本庭園がある。元独房に息が詰まったら、庭園で心を癒やそう。宿泊料は1泊50ユーロ(約5600円)。
 
6. オランダの救命ボートホテル「カプセルホテル」(Capsule Hotel )
かつて海底油田採掘基地で使われていた救命ボートを、川に係留してホテルにしたものだ。UFOのような客室内部は意外に広く、ハンモックを吊して寝る仕様になっている。

宿泊料は、70ユーロ(約8000円)。トイレ付きは100ユーロ(約1万1500円)、そしてフカフカの羊毛で覆われて、クッション、DVD、シャンペンなどのサービスがついた客室は150ユーロ(1万7000円)となっている。
 
7. カナダの氷ホテル「ホテル・ドゥ・グレース」(Hotel de Glace)
厚さ1メートルを超える氷の壁で覆われた氷ホテル。内部の気温はマイナス3度以下に保たれている。家具や窓も氷でできていて、食事や飲み物ですら、氷のお皿・コップで提供される。ナイトクラブに映画館にチャペルもあり、雰囲気のある照明によって実にムーディー。

もちろん宿泊も可能で、氷のベッドの上に毛皮を敷いて寝袋の中で寝るようになっている。しかし、本当に寒いようなので、泊まる人は覚悟のほどを。寒くなったら、すぐフロントへ。24時間、凍傷対策をしてくれる。また、屋外にはお風呂がある。さすがにこれは木造だ。

宿泊料は、2人部屋で318ドル(約2万6000円)から。金曜・土曜の夜の宿泊になると、さらに割り増しになるようだ。1月から3月までの冬季限定営業。
 
8. オランダのタワーホテル「ユーロマスト」(Euromast TV Tower)
ユーロマストは、1960年に建てられた高さ約180メートルのテレビ塔だ。その約100メートルのところにある展望台に、2つだけスイートルームがある。60年代のロマンティックな雰囲気を残す、とてもゴージャスな部屋なのだ。

そして外からは、ロッテルダムのウォーターフロント沿いにライトアップされる、とても美しい夜景を楽しむことができる。地元で最も高い所にある最も広いバルコニーを独占して、シャンペンを飲みながら街を見下ろし、リッチな気分にひたるのも悪くない。

ちなみにこのタワー、築50年以上の細いタワーのせいか、風の強い日は結構揺れる。宿泊料は、一部屋385ユーロ(約4万4000円)。なお、予約は3カ月前に済ませる必要がある。
 
9. トルコの洞窟ホテル「ヴィレッジ・ケーブ・ホテル」(The Village Cave Hotel )
トルコのカッパドキアといえば、世界的に有名な岩石遺跡であり、世界遺産にも指定されている。トルコを訪れる人たちにとって、決して見逃すことのできない観光スポットだ。

そのカッパドキアにある、洞窟ホテル「ヴィレッジ・ケーブ・ホテル」。白い岩石にくりぬかれた客室やレストランは素朴で質素だが、とても清潔感があり、照明や絨毯がトルコの雰囲気を醸し出している。トルコ料理もとてもおいしいと評判で、従業員もフレンドリーに接客してくれるようだ。

部屋からは、雰囲気のある町なみを一望できる。トルコの異国情緒に浸りながら、癒やしの休日を過ごしたい人にオススメ。宿泊料は、2人部屋で70ユーロ(約8000円)、朝食つき。

10. オランダの飛行機ホテル「エアプレイン・スイート」(Airplane Suite)
この飛行機「イリューシン18」は、かつて旧東ドイツの政治家たちを乗せていた政府専用機。のちに旅客機として使われるようになり、引退してからはレストラン、そして現在ホテルという長い経歴を持つ。

2人しか泊まることができないので機内を独占できる。もちろん中を自由に歩き回ることができるし、パイロット席に座ることもできる。電話一本でいつでも添乗員が来てくれるので、何かあったときも安心だ。

ジャグジー、シャワー、赤外線サウナ、ミニバー、TV、DVDなども完備されており、室内はとても豪華である。オプションとしてフライトレッスンを受けることや、ヘリコプターツアー、スカイダイビングもある。宿泊料は1泊495ドル(約4万円)。

参照元: modernman.com (英文)

▼1. フィジー諸島の海底ホテル「ポセイドン・アンダーシー・リゾート」


▼2.スウェーデンの海上ホテル「ソルトアンドシル・ホテル」


▼3. インドの樹上ホテル「グリーンマジック・ツリーハウス」


▼4. オーストリアの下水管ホテル「ダスパーク・ホテル」


▼5. ドイツの刑務所ホテル「アルカトラズホテル」


▼6. オランダの救命ボートホテル「カプセルホテル」


▼7. カナダの氷ホテル「ホテル・ドゥ・グレース」


▼8. オランダのタワーホテル「ユーロマスト」


▼9. トルコの洞窟ホテル「ヴィレッジ・ケーブ・ホテル」


▼10. オランダの飛行機ホテル「エアプレイン・スイート」