高い税金に加え、肺がんのリスク、受動喫煙の被害、中毒性、などなど、タバコのもたらす悪影響を挙げればきりがないが、そのタバコの存在性そのものを覆すような次世代電子タバコが、来月アメリカで発売予定となっている。

同国の電子タバコメーカー・Blu社が6月に販売を開始するのは、無線センサーが搭載された次世代の電子タバコ、その名も「スマートパック」だ。

そもそも蒸気を吸引するだけの電子タバコは他人に与える副流煙もなく、有害な物質も発生させないため、有効な禁煙ツールの1つとされているが、この「スマートパック」の用途は、それだけにとどまらない。

ユーザーがスマートパックを使用すると、15メートル以内にいる他のスマートパックユーザーを内蔵センサーが探知、ランプが点滅して知らせてくれるのだ。これによりユーザー同士の相互認識が可能となる。

Blu社はこの同製品に関し、現在さらなる機能拡張を模索中。アップル社製品のような、シンプルかつ統合されたシステムを目指し、同製品の最適化に向けて開発を進めているようだ。

構想の1つとして同製品にFace Bookやツイッターのようなソーシャルネットワーク機能を追加することが検討されている。スマートパックをiPodのようにパソコンに同期し、実際にこの電子タバコを使用することで、自分のステータスを公開したり、他ユーザの動向を検索、プロフィールの交換などができるようになる仕組みだ。

同社の創設者で、スマートパック開発の第一人者であるジェイソン・ヒーリー氏は、オンライン上の出会い系サイトではなく、人々が実社会でリアルに触れ合うためのツールとしてこの電子タバコの開発に着手したそうだ。タバコのライトが点滅していれば、それは「スマートパックが根回しする出会いのサイン!」ということらしい。

これぞソーシャルネットワーク時代のソーシャルスモーキング。仮に機能がねらいどおり拡張し、広く普及すれば、これまでひたすら煙たがられていたタバコの存在意義が大きく変わるかもしれない。

参照元:NY timesFast camopany