福島第一原子力発電所1号機がメルトダウンしたとされるニュースが日本中に流れ、大きな怒りの声があがっている。……と言いたいところだが、日本人の多くは「大丈夫」「やっぱり○○でした」の繰り返しで危機的状況に慣れてしまったのか、メルトダウンしたというニュースが流れても声高々に怒りの声をあげている人は少ない。

メルトダウンの事実が、地震が発生した3月11日から1~2週間内に報じられていたら、多くの日本人が関西以西に逃げたり、海外へ逃げていただろう。しかし地震から2カ月が経ち、あらゆる危機的状況が繰り返されてきたため、日本人の平和ボケ、いや、危機的状況に対して感覚がマヒしてしまったという声も出ている。

とはいえ、いまさらメルトダウンを伝えた東京電力に対して怒りが限界に達している人はいるようで、インターネット掲示板には東京電力に対する怒りや苦言が書き込まれている。
 
・インターネット上の国民の声
「緊急特番もなし。日本は平和すなぁ」
「関東がジワジワ終わっていくだけだよ。なんの変化もないよ」
「取りあえず大危機なんて迫ってないっつうの」
「メルトダウンするとどうヤバいの? 慣らされすぎて分からなくなった」
「メルトダウンの評価は国外が敏感に反応するでしょう。外貨稼せげなくなるかもね」
「毎時数トンの水を注ぎながら、実際に溜まってるのは半分以下。残りの半分以上はどこに流れ込んでるの?」
「もう東京が高濃度汚染されてもマスコミは「平気平気!」つってそうだな」
「核燃料が制御棒のコントロール化にないってだけで、何が起きても不思議ではない」
「大分前から燃料棒は損傷してるって言ってたし今更感はある」
「現場に人が入れなくなるような事態になったら国内で逃げても意味ねえよ」
「津波で全て失ってもめげずに再起を図ろうとしてる、漁師さんと養殖業の人かわいそす」
「東電はあと何年くらい垂れ流すの? 放射能」
「9月まで駐車場料金払っちゃった逃げられない」
「いままで危険厨だったが、諦め厨になったわ。もう無理だろ。そんな簡単に東京から出ていけないし」
「どうせ凄い量の放射性物質撒き散らしてんだろうな、岡田や枝野のチキンぶり見りゃ想像つくわ」
「というか、これは本当にまずいだろ」
 
この状況を分析して「メルトダウンは意味が広いからな。東電はチャイナシンドロームの状態になって初めてメルトダウンという言葉を使うつもりだ。今は燃料が熔けて圧力容器の底に溜まってると推測してる段階だから彼らの中ではメルトダウンではないんだよ」と持論を解説している人がいた。

なかには、「最近は誰かが、直ちに健康に及ぼす数値ではないって真顔で言ってるとこ見るたびに吹き出しそうになるようになっちまったよ。東電だか保安院のヅラだか枝野だかはどんな心境でのたまってるんだろうな」と苦言を書き込んでいる国民もいた。

ほかにも「ほんと普通に暴れてもいいぐらいの騒ぎのはずなのにテレビの扱いもカス。本当にこの国のメディアは全部腐ってやがるな。ひとつぐらいまともに機能するところは残ってないのか」と、日本人の「臭いものにはフタ」根性にあきれている人もいた。

冷静な自分に対して恐怖を感じている人もいて、「ものすごい危機が迫っているかもしれないのに、ピンとこない、どこか他人事のように感じてる今の感覚が恐ろしいわ。5年後10年後にベットで生死の境をさまよってるかもしれんのに 」とコメントしていた。

逃げる逃げないは自己責任としても、メルトダウンしてもまったくマスコミが騒がないのはどういうことなのだろうか? その点を疑問に思っている国民は多い。世界を巻き込む大事故が発生した可能性があるこの状況、やはり日本人の「臭いものにはフタ」「平和ボケ」「ことなかれ主義」「隠蔽体質」が原因なのだろうか?