世界各国から日本国へ莫大な金額の義援金が集まっている。日本政府は数カ国の大手新聞に対してお礼広告を掲載したものの、台湾の新聞には掲載しなかった。台湾の人たちは隣国の危機を救うため、140億円を超える義援金を集めて日本へ寄付をしたのだが、政治的な理由なのか、菅総理は台湾に対してお礼広告を掲載しなかったのだ。

そんななか、2011年5月3日に台湾の新聞『聯合報』と『自由時報』にお礼広告が掲載された。「日本が台湾にお礼をしないなら、日本国民でお礼をしよう。親切にされたらありがとうを伝えるのは人間として常識」という考えのもと、日本人女性デザイナー・木坂麻衣子さんが発起人となり『謝謝台湾計画』をスタート。お礼広告を載せるための資金を有志たちから集めて台湾の新聞にお礼広告を掲載したのだ。

その広告はカラーで掲載されており、新聞の1/2ページに大きく掲載されている。きっと、多くの台湾の人たちに日本人の感謝の気持ちが届いたはずだ。

発起人の木坂さんは「みなさん本日、無事に聯合報9面と自由時報5面に『ありがとう、台湾』の感謝の広告が掲載されました。台湾のみなさん、日本への大きな支援本当にありがとうございます! そしてこの謝謝台湾計画にご協力、ご支援いただいたすべての方に心よりお礼申し上げます」と公式ブログでコメントしている。

しかし、その広告が掲載される数日前に『自由時報』に掲載された記事が物議をかもしている。『自由時報』は「菅総理が改めて台湾に感謝の言葉を出している」(日相再謝台湾)という記事のなかで、後日掲載される予定の「日本国民によるお礼広告のデザイン」を載せているのだ。日本国民がお金を出しあったお礼広告デザインの横に、菅総理がでかでかと掲載されていたのである。

パッと見、その広告を菅総理が出しているかのように見れるため、「なんかすげー妙なことになっている。広告を載せる予定の新聞社のうち1社が事前に記事として出したのはいいが、感謝広告をフライングで載せた上に菅を横にのせて、まるでぱっと見では感謝広告は菅が出したように見える。これはあまりにひどすぎる」など、日本のインターネット上では釈然としない国民の声が多数書き込みされている。
 
・インターネット上に書き込まれた日本人の声
「あれ? これって菅の手柄になっちゃうの?」
「なんで菅がここに載ってるのかな。翻訳お願いしたいです」
「台湾人が菅に好感もつなコレは。最悪だw」
「なんで菅直人の手柄になってんだよwwwwwwwww」
「向こうも菅の顔が出た方が嬉しいんだよ。国としてな」
「菅のひとり勝ち」
「すげえな菅。ただの盗人じゃんw」
「菅が戦わずして勝利を収めた」
「ひどいなこれ。この豚野郎は台湾のために何もしてないってのに」
「菅の一人勝ちみたいになってんな」
「これは日本政府が出したようにしか見えんw」
「これは許せないな」
「台湾にちゃんとお礼出来たんだからいーじゃんw」
「菅チョクトの写真じゃなくてフルアーマー枝野にしてほしかった」
「なんでバ菅が載ってんだ!?」
 
ほかにも、「菅の顔が出てれば日本が国として台湾に感謝したみたいになるからまぁいいんでないの。あんなクズでも一応日本のトップなんだし」や「有志ってもともと日本政府が各国の新聞にお礼の記事を載せたのに台湾だけハブられたから広告出したんだろ。むしろ菅の手柄のように映れば日本の公式っぽくなっていいじゃん」という声もあがっていた。「いいじゃん。中国のメンツを管が潰したみたいで面白いじゃん」という書き込みもあった。

「伝えたかった相手にはきちんと伝わってるようだから満足。てか、今回の活動が新聞報道された時点で目的は9割方達成されてたようなもんだからな」という意見もあったが、確かにその通りかもしれない。

重ねてお伝えするが、問題となっているのはお礼広告そのものではなく、『自由時報』が独自に書いた「菅総理が改めて台湾に感謝の言葉を出している」という記事であり、発起人の木坂さんにはいっさい関係ない。きっと新聞の中国語を読むことができれば理解できる記事なのだろうが、日本人の多くが中国語を読めないのでビジュアルで判断するしかなく、今回のような怒りの声が集まってしまったようだ。

ちなみに、『謝謝台湾計画』には多くの日本国民から支援金が寄せられ、19,245,494円(約2000万円)が集まった。その支援金は新聞広告の掲載費用と被災地への義援金として使用された。

参照元: twitgoo qpbvn.