当編集部は3月に北米版iPad2(3G対応版)を入手し、さまざまな検証を行ってきた。結論から言うと、iPad2は素晴らしい進化を遂げている。しかし、短所がないというわけではない。むしろ初代iPadのほうが優れている点も多くあるのだ。

そこで今回、iPad2の良い部分と悪い部分(メリットとデメリット)をまとめてお伝えしたいと思う。これからiPad2を買おうとしている人も、すでに買ってしまった人も、ぜひ注目していただきたい。すでに買ってしまった人は参考にしつつiPad2を使用するといいだろう。
 
・iPad2の良い点(メリット)
1.  軽くなった
初代iPadが730グラムなのに対して、iPad2は613グラムになり100グラム以上の軽量化に成功している。初代iPadを使用していた人ほど、iPad2の軽さを実感できるはずだ。はじめて触ったiPadがiPad2という人は、やや重いと感じるかもしれない。軽量化によって持ち運びがラクチンになり、雑誌や新聞と同じ感覚で手に持って散歩に出かけても苦にならない。
 
2.  早くなった
初代iPadよりも処理速度が速くなって、ブラウザ、アプリケーションソフト、動画、そしてあらゆる部分の動作がスムーズに展開するようになった。これによって待ち時間にイライラすることなく快適なiPadライフを楽しめるようになった。
 
3.  カメラがついた
iPad2にカメラがついたことは大きな進化だ。ケータイやスマートフォンがなくてもiPad2があれば好きなところで撮影でき、Twitterやブログに配信できる。ユーストリームやニコニコ動画にもアプリケーションを使って動画配信できるので、とにかく表現の場が広がる。「カメラがついた」という理由だけでiPad2を購入しても間違いではない。
 
4.  動画撮影が高画質
iPad2にはフロントカメラ(前方部)とバックカメラ(後方部)が搭載されていて、特にバックカメラは1280×720ドットのHD画質で撮影できるため高画質。HD画質でiPadを使って動画配信をしたり、撮影をして録画することができる。実際にショートムービーを撮影してYouTubeに掲載してみたが、非常に美しかった。
 
5. ブラウザの再読み込みが減った
iPad2にはブラウザとしてサファリが入っている。初代iPadはブラウザのウインドウを複数開くことができたが、以前開いていたブラウザを再度開いたときに、再度読み込みが始まってしまうことが多々あった。メモリやその他の仕様の問題だと思われるが、iPad2は複数のウインドウを開いても、再度読み込むようなことが減った。ちゃんと以前に開いたウインドウのデータがキャッシュとして残されており、再読み込みしなくてもよくなっているのである。
 
・iPad2の悪い点(デメリット)
1.  壊れやすくなった
初代iPadと比べて、iPad2は非常に壊れやすくなっている。内部が壊れやすいというより、外装が非常にモロい構造になっているのだ。初代iPadは頑丈な金属のカバーが本体と液晶ガラス部分の側面を囲うように守っていたが、今回のiPad2は金属部分が非常に薄く、液晶画面を衝撃から守れるほど頑丈にできていない。よって、わずかな衝撃でも液晶画面のガラスにヒビが入る可能性があり、取り扱いには十分気をつけてほしい。
 
2.  各種ボタンの位置が悪い
iPad2は初代iPadと同様に本体側面に音量や消音、電源スイッチなどがついている。しかし、それらスイッチの位置が斜めになっている部分に設置されているため、非常に押しにくい。初代iPadはちゃんと垂直になっている側面にスイッチがついていたため、とても操作しやすかった。しかし今回のiPad2は側面が斜めになっているので、とても押しにくいのである。慣れれば気にしなくなるかもしれないが、デザインにうるさいアップルがどうしてこのようなデザインにしたのか疑問である。
 
3.  接続端子がムキ出し
USB端子を接続するコネクタ部分が半分だけムキ出しになっているので、非常に安定感がない。USB端子をコネクタ部分に挿すとUSB端子の半分が露出してしまうのである。非常に見た目も悪いし壊れそうで不安定な状態だが、これは仕様なのであきらめるしかない。iPad2のもち方によってはポッキリとUSB端子が折れてしまうかもしれないので、充電しながらiPad2を使っている人は注意しよう。
 
4.  静止画撮影が低画質
これは非常に残念な仕様なのだが、iPad2に搭載されているフロントカメラとバックカメラの静止画撮影は非常に画質が荒い。正直言って、いまの時代にこの画質はナンセンス。バックカメラは動画撮影であれば非常にきれいなHD画質で撮影できるのだが、なぜか静止画は一昔前のガラパゴスケータイレベル。
 
写真: RocketNews24.