日本全国、いたるところに存在するとんかつ屋。皆さんにも、お気に入りのとんかつ屋があるはずである。しかし、ジューシィーな肉、サクサクッとした衣、しつこくない揚げ油(脂)、濃厚な味わいのソース、素材の味を生かす塩、そしてコストパフォーマンス、すべてがパーフェクトな店は少ない。

特に肉質、衣、油、価格の4つが重要なポイントといえよう。だが、皆さんはこう思ったことはないだろうか? 「美味しいんだけど高いんだよね」と。つまり美味しい店は多数あるが、そういう店に限って高額すぎるわけである。そこで今回は、すべてにおいてパーフェクトなとんかつ屋を紹介したい。それは、新宿三丁目のとんかつ屋『三太』だ。

この『三太』は創業60年、新宿で開店してからは40年の歴史を持っている。『三太』の凄いところは肉質、衣、油、価格の4つがパーフェクトでありながら、さらに奇抜さもある点である。『三太』のとんかつはウニのトゲのように尖がっており、他店にはない独特な見た目をしているのだ。

今回、取材班が食べたとんかつはロースかつ定食。通常は1700円だが、ランチタイムは1050円で食べることができる。1000円を超えるランチは高額に思えるが、その考えはロースかつを食べれば吹っ飛んでしまうだろう。「この味を1000円で体験できるとは!」と思えるほど、美味なのである。

まず最初は、何もソースをつけずに食べる。トゲトゲな衣は口のなかでサックリと崩壊し、一瞬にしてブワーッととろけだす。衣の香ばしさが広がると同時に、肉の脂身が二重奏のようにとろけだして繊細な肉本来のウマミを衣と一緒に奏でるのだ。肉汁が多い肉は脂っぽくなりがちだが、この肉は脂身がまったくしつこくなく、かなりサッパリとしていながらウマミだけを味覚神経に伝える。

トゲトゲした容姿をしていながら、実は優しく美味しさを包み込んでいるとんかつ。まるで、ツンデレのようなとんかつである。夜になると、とんかつを食べる前にワインを出してくれる。白ワインか赤ワインか選べるので、好きなほうを選ぶといいだろう。

ワインのほか、定食にはご飯、味噌汁、漬物、キャベツ、コーヒーや紅茶がついてくる。2000~3000円するとんかつが美味しいのは当然のことだが、その美味しさをランチタイムに1050円で堪能できるのは素晴らしい。通常は1700円だが、それだとしても満足のいく価格と味をしているといえるだろう。

まぎれもなく、新宿最強のとんかつ屋は『三太』といえるはずだ。読者のなかで「肉質、衣、油、価格」がパーフェクトなとんかつ屋を知っているという方は、情報をお寄せいただければ幸いである。

写真: RocketNews24.
参照元: 三太オフィシャルサイト
Correspondent: Kuzo