現在、福島の東京電力福島第一原子力発電所から高いレベルの放射線汚染水が流れ出しており、深刻な状態が続いている。また、福島近隣の野菜や魚介類からも基準値を上回る放射性物質が相次いで検出。そして以前、東京の水道水からも基準値を超える放射性物質が検出され、水の買い占めなどの問題にもなった。

それでは、現在の東京の水はどのような状態になっているのだろうか?

東京都水道局によると、昨日4日の時点では金町浄水場、朝霧浄水場、小作浄水場の浄水(水道水)からは放射性ヨウ素(ヨウ素131)ならびに放射性セシウム(134・137)は不検出と発表。

しかしながら、東京都新宿区百人町にある「東京都健康安全研究センター」の蛇口から4日に出した水道水からは、ヨウ素131が3.82Bq/kg、セシウム134が0.31Bq/kg、セシウム137が0.27Bq/kg検出されたとしている。

最も数値が高かった3月26日のヨウ素131の値、37.2Bq/kgに比べると10分の1程度の値だが、ここ数日で徐々に上昇しつつある。

東京都水道局のホームページには、「浄水場の浄水(水道水)の放射能測定結果」と「都内の水道水中の放射能調査結果」が毎日アップされているので、気になる人はチェックすることをオススメしたい。

参照元:東京都水道局「水道水の放射能の影響等について」