2007年にオーストラリアで始まったエコロジー・ムーブメント「アース・アワー」。この活動の輪は、年々世界中に広がり、現在128の国の地域で5000万人が参加しているという。そして今年も、3月26日20時30分からの1時間、同じ日、同じ時刻に照明の電源をオフにして、世界が1つになる。また今回の開催にあたり、30を越える国と地域が、消灯前に日本の被災地に向けて1分間の黙祷を捧げるという。そのほか各地でさまざまなアクションも行われるとのことだ。
この活動は、2007年3月にオーストラリアのシドニーで、WWF(世界自然保護基金)温暖化防止キャンペーンの一環として始まった。昨年は125の国・地域、4000以上の町が参加。世界の1274のモニュメントが明かりを消した。さらにネット上で参加表明した個人は、500万人以上に上っている。

今年は128の国と地域が参加を予定している。さらに30の国、地域、団体が消灯前に、1分間の黙祷を日本の被災地のために捧げるとのことだ。黙祷に参加を表明しているのは以下の国々だ(報告があったもののみ)。

オーストラリア
カナダ
シンガポール
トリニダード&トバゴ
フィジー
スリランカ
ベトナム
コロンビア
フィリピン
ニュージーランド
ジンバブエ
イタリア
韓国
ブルネイ
マレーシア
アラブ首長国連邦
南極大陸
ルーマニア
コーカサス環境NGO連合
キプロス
ドイツ
香港
セルビア
スペイン
オランダ
イギリス
フィンランド
ハンガリー
クロアチア
ロシア
メキシコ
アルゼンチン
スコットランド
ジブラルタル

また、「ボブ・マーレーの曲「One Love」を有名なギタリストが演奏する(クロアチア)」「伝統的なバグパイプで追悼演奏をする(スコットランド)」「ブエノスアイレス在住の日本コミュニティーの人々を呼んで太鼓を演奏する(アルゼンチン)」など、アクションを行う予定の地域もある。世界の祈りが、被災地の人々の心の支えになることを願う。

参照元:EARTH HOUR(英文),WWF