現在も凄まじい勢いで利用者を増やすTwitter(ツイッター)。Twitter本社が発表した統計によると、先月の新規アカウント数は、一日平均46万件だったという。そして、その絶大な人気を誇るTwitterが3月21日、ついに生誕5周年を迎えた。

Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシー氏(上の写真の人物)は、世界初の公式ツイートは、自身が5年前の2006年3月21日投稿した「inviting coworkers(一緒に働いてくれる人を探しています)」 だと発表している。

しかし実は、さらにこの5年前、つまり今から10年前の2001年に「本当」の世界初ツイートがあったことをみなさんはご存知だろうか? これはドーシー氏本人が、イギリスのタブロイド紙「Telegraph」でのインタビューで明かしたもので、そこにはTwitter誕生につながる重要なストーリーが隠されている。

それではどういった経緯でその世界初のツイートが生まれたのか、ドーシー氏のインタビューを通してみていこう。

「若かった頃、私は地図に夢中でした。そして14歳の時、タクシードライバーや運送ドライバーに顧客・商品の位置情報を送る会社のために、あるソフトを作りました。そのソフトを使えば、タクシードライバー達はその情報通信会社に、自分たちの位置情報を知らせることができたのです。それからしばらく経って、2001年私はそういった情報通信会社で働いていました。そして、ふと気がついたのです。自分が開発したソフトを使えば、町のどこで商品が積み込まれ、どういった経路で配送されているかが手に取るように分かることを。しかし、他の人たちはそんな情報を手に入れることなんてできませんでした」

「だから私はBlackberryに、あるコードを書き込み、友人たちのEメールリストを作ったのです。そして、私がゴールデンゲートバイソン公園にいる時、そのEメールリストを使って『私は今、バイソン公園にいます』というメールを送りました。それが本質的な意味での世界初のツイートです。しかし、そのメールをリアルタイムで読んだ者はおらず、あとから、なぜ自分が今していることをわざわざ伝えてくるんだという返事が全員から返ってきました」

このようにドーシー氏は、世界初ツイートについて振り返っている。この話から考えると、ツイッターはもともと位置情報をリアルタイムで共有するために作られたようだ。そしてそこにメッセージ一斉送信機能を付け加えるため、ドーシー氏は「私は今、バイソン公園にいます」というメールを送って、その機能がきちんと作動するかどうかテストしたように思われる。

もともとは、位置情報を共有するために作られたTwitter。そこから今のTwitterへの発展を考えると、もしかしたら新しい機能がこれからまた生まれてくるかもしれない。そんな期待に胸躍らせながら、今後のTwitterの進化を見つめていってはいかがだろうか?
(文=田代大一朗

参照元:Telegraph