タイには多くのホームレスたちがいる。日本のホームレスと違う点はふたつあり、ひとつはホームレスが組織化している点、もうひとつは子どものホームレスが多い点である。

タイの首都・バンコクには多数のホームレスがいて、なかにはマクドナルドの自動ドアに張りつき、来店客にお金や食べ物をもらおうと必死になっている幼児のホームレスもいる。

この幼児は年齢にして5~6歳ほどだろうか。1~2歳の赤ちゃんホームレスを抱っこして、マクドナルドの来店客からお金をもらおうとしている。この地区は欧米人や日本人がタイ人女性とナイトライフを楽しむ街で、他の地区よりはお金をめぐんでもらえる場所だ。

マクドナルドの店員は決して幼児たちにお金や食べ物をあげることはない。しかし、追い返したり怒ったりすることもない。それが、店員ができる最大の善意なのだ。

しかし、タイのホームレスは組織化されているため、そのほとんどが職業としてホームレスをやっている。つまり、ホームレスたちには上司がおり、1日の稼ぎをまとめている人物がいるのである。

ここで問題なのは、ホームレスが組織化されていることではない。幼児や小学生などの未成年者がホームレスという仕事をやらされている点が問題なのである。生まれてからずっとホームレスをしている子どももいる。子どものほうが外国人観光客の同情心を得やすいので、子どものホームレスをあてがわれ、二人組みで物乞いをするホームレスもいる。

写真: ロケットニュース24.
Correspondent: Kuzo