大震災の復興支援のため、政府の要職に就く民主党議員たちは睡眠時間も惜しんで尽力している。枝野官房長官にいたっては、海外からも睡眠を摂った方がいいのではと、心配されているほどだ。その一方で、政府外の民主党議員は足手まといになることを避け、省庁への働きかけを自粛。人によっては「国会に来てもやることがない」と困惑している有様だ。

さらには、自民党の馳浩衆議院議員が3月15日に明かしたブログによると、ある人物の発言を引用し、「自民党さん頑張ってくださいって、民主党議員に言われましたよ。僕らの分も政府に言ってやってください、って!」 と紹介している。これについて、「まるで漫画のような話ではないか? 」と苦言を呈しているのだ。

政府外の民主議員の発言を報じているのは、「スポニチ・アネックス」だ。同紙20日付けの記事によると、野党である自民党は、復興支援についてアイディアを出しても限界があるとジレンマを感じているという。それに対して、民主党は二極化しているようだ。政務三役など要職者以外は、地元で募金をしても「何をやってるんだ。国会で震災対応をしろ」言われ、挙句には「やることがない」と困惑しているという。

この事態について、ネット掲示板2ちゃんねるでも話題になっており、あるユーザーが馳浩議員の15日のブログを紹介しているのである。

そういえば、公報には、民主党の部門会議の日程がゼロ。
「どうしてんだろ?」と、誰かが聞いたら、
「政府から、止められてるんだって。それどころじゃない(民主党からの要望に応えている場合じゃない)からって」。
……開いた口がふさがらない。
全国の民主党県連や、支援団体からの要望を取りまとめて、
政策に反映させるのが政権与党の強みなのに、それを放棄しているとは……。
政府与党は一体だから、党内議論は必要ないとでも思っているのか?
それとも与党からの突き上げが、足手まといになるとでもいうのか?
(引用:馳浩議員HP、はせ日記3月15日)

として、半ば党員を放置している現状に疑問を抱いている様子。さらに、伝聞した内容を紹介し、

「自民党さん頑張ってくださいって、民主党議員に言われましたよ。僕らの分も政府に言ってやってください、って!」とは、まるで漫画のような話ではないか? (引用:馳浩議員HP、はせ日記3月15日)

と、苦言を呈している。政権与党の議員が、野党に政府への進言を頼むとは、前代未聞ではないだろうか。

いずれにしても、現地ではまだまだ多くの人が、救済支援を求めている。どうか議員の皆さんの力を結集して、1日も早く、復興を進めてもらいたいものだ。

参照元:Sponichi Annex 衆議院議員はせ浩公式HP 2ch