現在、被災地の救援に加わっているアメリカ軍の中に、軽度の被曝者が出たと本日、アメリカ海軍から発表があった。その発表によると、救援活動のため太平洋を航行している空母ロナルド・レーガンが福島原発から生じたとされる放射性雲を通り、デッキにいた乗組員が1ヶ月分に値する放射線を1時間で浴びてしまったようだ。

また、アメリカ海軍の第7艦隊広報官ジェフ・デイビス中佐によると、救援任務を行っていた3機のヘリコプターも放射性雲を通過したとされており、それに乗っていた17人の乗組員が1カ月分の放射線を浴びていた模様。被曝したとされる乗組員は、放射性物質の洗浄を受け、無事に除去することができたとのこと。

どちらのケースも浴びた放射線は微量とされており、気分が悪いなどの症状を訴えた者がいるという報告は今のところ入ってきていない。

今回の被曝について、デイビス中佐は「今回彼らが浴びた放射性物質は本当に微量です。これは警報を発するレベルには値しません。どちらかというと、これは注視し、監視下に置いておかなければならないものです。また、こういった放射性物質は今回の災害において軽減できるよう努めるべきものでもあります」と述べた。

アメリカ軍は今後、福島原発からの風向きなどに注意しながら、救助活動を続けると発表しており、このことについてデイビス中佐は「私たちは日本に残ります。日本の皆さんを助けるという任務をまっとうするために」という心強い言葉を送ってくれた。

軽度とはいえ、被曝しながらも救援を続けてくれるアメリカ軍。私たちは彼らの助けを決して忘れることはないだろう。
(文=田代大一朗

参照元:New York Times