世界で長く愛されてきた「お茶」。お茶は味もさることながら、それがもたらしてくれる効能も実に魅力的だ。しかしひとくちにお茶と言っても、種類は数え切れないほどあり、効能もそれぞれによって全く違う。では、自分にとって最高のお茶とは一体どのお茶なのだろうか? 今回効能別に7種類のお茶を紹介するので、その中からあなたの要望に合ったお茶をぜひ見つけてほしい。

弾力ある肌を手に入れたい人→白茶
白茶とは、主に中国の福建省で生産されるお茶のことで、白い産毛が生えた若葉を使用することから「白茶」と呼ばれる。白茶は抗酸化物質を多く含んでおり、その効用として体に有害とされる遊離基から私たちを守ってくれる。また、イギリスのキングストン大学の研究によると、白茶は私たちの肌に含まれるエラスチン、コラーゲン、タンパク質を守ってくれ、肌の弾力を維持してくれる。

元気がほしい人→ルイボス茶
ルイボス茶とは、南アフリカのセダーバーグ山脈でのみ採れるお茶であり、味は紅茶に似ている。標準的な紅茶に含まれるタンニンは、食物からの鉄分摂取を妨げるとされており、貧血症の人は食事の際に一緒に紅茶を飲まないようにと言われる。しかしこのルイボス茶は、鉄分摂取をそれほど妨げず、安心して飲めるものとして推奨されている。

健康な歯を手に入れたい人→ウーロン茶
日本でも馴染み深いウーロン茶は、虫歯予防に効くとされている。紅茶も歯に良いとされているのだが、イタリアのナポリ大学の研究によると、ウーロン茶の方がよりカテキンを含んでいるらしく、そのおかげで強い虫歯予防効果が期待できる。

血糖値を下げたい人→カモミール茶
カモミールという名前は、ギリシャ語で「大地のりんご」を意味し、名前の通りりんごのような甘い香りを持つ。日本の研究では、毎日食事と共にカモミール茶を飲むと、高血糖症や糖尿病合併症の進行を防げるという研究結果も出ている。また、この血糖値を抑える効能の他に、糖尿病による目や神経へのダメージを低減するという効能も持っている。

健康全般が気になる人→紅茶
紅茶は、骨を丈夫にしてくれるマンガンやフッ化物を多く含んでいる。紅茶を一日4杯飲むと、心臓発作のリスクを減らし、さらにミルクを加えて飲むと、一日に必要なカルシウムの5分の1を摂取できる。またロンドンの大学の研究によると、紅茶はストレスによって分泌されるホルモン「コルチゾール」の働きを抑える効能も持っており、ストレスを感じがちな人にはうってつけのお茶かもしれない。

体重を調節したい人→緑茶
東京のある研究では、緑茶により脂肪、コレステロールを減らせることが発見されている。これは緑茶に含まれるカテキン、その中でも特に没食子酸エピガロカテキンという新陳代謝を高める成分が含まれているからである。また、緑茶の効能を得るには、一日5杯から6杯の緑茶を飲まなければならないとも言われている。

胃弱や胃痛を治したい人→ペパーミント茶
ペパーミント茶に含まれるハッカ油には、過敏性腸症候群による腹痛や下痢を和らげる働きがある。これは腸管の筋肉が緩められることによって得られる効能であり、食後1杯のペパーミント茶をおススメする。

いかがだっただろうか? あなたの要望に合ったお茶は見つけられただろうか? 自分の持病のことを考えて、同じお茶を飲み続けるのもいいし、その日の体調によっていろんなお茶を飲み分けるのもまた良し。まさに薬のような効能を持つお茶を、賢く飲んで健康な体を手に入れたいものだ。
(文=田代大一朗

photo by flickr Alexandre Dulaunoy
参照元:DailyMail(英文)

▼左が白茶、右がルイボス茶

▼左がウーロン茶、右がカモミール茶

▼左が紅茶、真ん中が緑茶、右がミント