現在、Youtubeである動画が話題になっている。その動画とは、世界的に有名なハリウッド女優ジェニファー・アニストンのもので、彼女の「セックステープ」としてネットの注目を集めている。過去にゴールデングローブ賞の受賞経験もあるハリウッド女優が、セックステープの公開とは一体どういうことなのだろうか?

実はこれ、『smart water』というミネラルウォーターの宣伝のために作られたCMで、ある経緯でこのCMを「ジェニファー・アニストンのセックステープ」と銘打つこととなった。ミネラルウォーターのCMをセックステープとは少し強引な気もするが、そこには深~い事情がある。それでは一体、どういった経緯でこうなったのか一緒に見ていこう。

CMはまず、クチパクビデオで一躍Youtubeの大スターとなったキーナン・ケイヒル君が、全米1位を記録した「Like A G6」をクチパクするところから始まる。すると、本作品の主役であるアニストンが割り込んできて、smart waterのCMへと移行。

アニストンがsmart waterの宣伝を始めると、ネット事情に詳しい「インターネットボーイ」たちがこのCMをバイラルなものにしてくださいと彼女に注文をつける。バイラルとは「感染的な」という意味で、ここでは商品がクチコミによって、ウイルスのように拡散的に宣伝されていくことを意味する。

CMをバイラルなものにしろと言われたアニストンは、可愛い動物たちと戯れるシーンを撮影。すると、CMの視聴回数を稼ぐため、セクシーダンスをするCGベイビーたちが突然現れる。これにアニストンが困惑していると、今度はYoutubeで2千5百万回以上という驚異の再生回数を叩き出した「ダブルレインボーマン」が登場するという展開に。

そして、「他に何をしたらいいの?」とアニストンがインターネットボーイたちに尋ねると、今度は、「アニストンが大好きだ」と言う男性が登場、アニストンはその男性の股間をキックし、「ごめんなさい、これが10万回の視聴回数に値するんですって」と男性に弁明する。そして、CMの最後には、名曲「Baker Street」と共に、アニストンが髪をなびかせるいう男性視聴者の獲得を狙った作戦も実行。

ようやくCMを撮り終えたアニストンは、インターネットボーイたちに「このビデオのタイトルは何にするの?」と尋ねる。そして、インタネットボーイが「ジェニファー・アニストンのセックステープです」とこれまた視聴回数を稼ぐために準備していたタイトルを発表すると、アニストンは「気に入ったわ!」と答え、颯爽(さっそう)と立ち去る。

視聴回数を稼ぐためにあらゆる手段が使われた今回のCMは、3月9日現在、Youtubeで180万回以上再生されており、まさにバイラルなものとなった。

それにしても、CMの設定とはいえ、「ビデオのタイトルはジェニファー・アニストンのセックステープです」と言われ、平然な顔で「気に入ったわ!」と言い放つアニストンのプロ根性はすごい。今回のCMの成功は、まさに彼女のプロ根性があったからこそ成し得たものだろう。

参照元:indian express

▼こちらがそのCM!