日増しに暖かくなり、春が訪れる気配を感じる今日この頃。寒さが和らぐのは有難いのですが、この時期になると毎年、花粉に悩まされるという人も多いのではないでしょうか? そこで市販のマスクを徹底比較しました。最近はマスクも多種多様になり、どれが自分の症状に相応しいものなのか、わからないということもあるのではないでしょうか。購入前に参考にして頂きたいと思います。

花粉症対策用のマスクは、年々多用化しています。その数も増え続けており、コンビニエンスストアであれば5~6種、薬局薬店では、10種以上の品揃えのお店もあります。そのなかから1つを選ぶのは難しく、「使ってみたけど自分には合わない」ということもあるでしょう。

そこで記者(佐藤)が様々な種類のマスクを購入し、使用感を調査しました。

■ 快適ガードプロ プリーツタイプ (白元)
ノーズクッションで、鼻の隙間をがっちりガード。あごまでしっかりフィットするのですが、あまり息苦しさは感じません。顔に接触する面が大きいので、お化粧への影響が少々気になるのではないでしょうか。

■ のどぬーる ぬれマスク加湿 (小林製薬)
ヒアルロン酸配合のぬれフィルターを、内部のポケットに装着するタイプ。立体型で口をすっぽり包んでくれます。フィルターの清涼感ある匂いが心地いいです。消毒の匂いがダメという方には、難があるかも知れません。

■ 三次元マスク ダブルフィルター (コーワ製薬)
立体型のマスクで、口元の空間をキープしてくれます。しかし、素材の関係でしょうか。長時間使用していると、息で蒸れてマスクが口に吸い付いてきます。短時間であれば、問題ないでしょう。メガネは若干曇ります。

■ パブロンマスク ガーゼタイプ (大正製薬)
高性能フィルターを使用したガーゼタイプのマスク。かなり分厚く、マスク本来のフィルターの役目をしっかり果たしてくれる印象を受けます。厚い分だけ、声の通りは悪くなりますが、しゃべり難いという感じはありません。メガネは一切曇りませんでした。

■ 防毒マスクのプロが造った かぜ・花粉マスク (重松製作所)
ガーゼマスクの内側に、プラスチック性のインナーを備えたタイプのものです。マスク自体は緩やかな装着感なのですが、インナーがしっかりと口元にフィットします。息苦しさはありませんが、プラスチックのためか、鼻の当たり具合が気になります。お掃除には最適かも知れません。

大きく分けて、立体型とガーゼタイプで装着感は随分異なります。最近は立体型が増えてきていますが、マスク内の蒸れと、メガネの曇りを伴う可能性があるので、必ずしも密閉されることが良いとは限らないようです。

また立体型の場合は、マスク内の空間を確保するために、薄めの素材で作られている場合があります。結果的に口元に吸い付いてしまうこともあるので、長時間の使用には向かないのではないでしょうか。

短時間の使用は立体型、長時間の装着はガーゼタイプと使い分けると良いでしょう。

女性の場合はお化粧崩れも気になるところです。化粧崩れを避けるために、薬液を塗布し花粉をブロックする「塗るマスク」や、顔にスプレーするだけの「エアーマスク」というのも販売されています。

鼻水に悩まされている方は、「鼻マスク」という鼻栓も良いでしょう。鼻栓でありながら、鼻水が流れ出るのを防ぎ、なおかつ息苦しくありません。差し込むタイプなので目立たず、化粧を損なうこともないでしょう。意外にも、長時間使用しても、あまり気になりません。

症状やシチュエーションに応じて、これらのマスクを上手に活用しましょう。そして、辛い花粉シーズンを乗り切りたいものです。
(文・写真=佐藤英典)

寄稿:Pouch