発売開始から二日で約40万台を販売し、話題を呼んでいるニンテンドー3DSに、新たな機能が加わった。3月2日、ユーザーの元に届いた1通の「本体更新のご案内」が届いた。その内容は、「映像配信サービスとして、『ミュージックライブの3D映像』をお届けします」というのだ。早速指示に従って本体を更新したところ、なんと、3Dカメラで撮影したライブ映像が視聴できるのだ。

この案内は、3月2日に3DSのユーザーに一斉に送られたものだ。その内容は次の通りだ。

「ニンテンドー3DSをお買い上げいただき誠にありがとうございます。このたびはニンテンドー3DSの「本体の更新」をご案内いたします。この「本体の更新」では、ニンテンドー3DSの通信機能やシステムの安定性などを向上させることを目的としております。お手数をおかけいたしますが、お早めに更新をお願いいたします」。

とある。内容にしたがって、更新をしてみたところ、ホームのメニューに新しいアイコンが登場。そのアイコンは「期間限定3D Movie」とある。

そして、メニューを起動すると、今年1月10日に開催された「NINTENDO WORLD 2011 ニンテンドー3DS体験会」のステージイベントの様子が視聴できる。『スーパーマリオブラザーズのテーマ』をバンドが演奏しているのだが、これが3Dカメラによって撮影されたもので、3DSで立体視できるのだ。

映像配信サービスを開始したことも衝撃的なのだが、それにも増して、3D映像コンテンツの提供を始めたことにも、驚かされるのである。

ニンテンドーは今後、これらのコンテンツ配信に力を入れるのではないだろうか。2Dでは体験できなかったようなダイナミックなライブ映像を、3DSで視聴できるようになるかも知れない。同社の岩田社長によれば、今後映画の予告編や本編の配信も、視野に入れているとのである。これからの展開に、注目が集まりそうだ。

写真:ロケットニュース24

▼ 3Dカメラで撮影されたライブ映像