主婦ならではのひらめきがヒット商品を生み出すことは珍しくないが、ここにまた一つイギリス人主婦の考案したキッチン用具が大ブームとなっている。

マーガレット・オカラガンさん(66)の考案した「スクラドル」は、鍋に残った食べ物を最後の一滴まですくい取ることができるエコ商品だ。容量235mlで耐熱ポリプロピレン製。マグカップを縦半分に割ったような形状で、平らな部分を使って鍋の中身をこそげ取る。商品名「スクラドル(Scrudle)」の由来は、scrub:こすり取る+ladle:レードル、おたま=scrudleである。

1月に販売が開始されたこの「スクラドル」、大がかりな販売促進キャンペーンも何もなしに1カ月で1万個以上を売り上げるヒット商品となった。たった2.99ポンド(約393円)のキッチン用品でムダを削減できるとなれば、食品価格の高騰に頭を悩ませる主婦たちが飛びつくのもうなずける。

マーガレットさんはペットボトルの上部を切り取って、食べ物を残さずすくえる道具を試作。アイデアキッチン用品発掘コンテストに「スクラドル」の原案スケッチを持ち込み、見事に1万ポンド(約132万円)の賞金と、商品化の契約を勝ち取った。

それから約1年、いまや「スクラドル」は小売店、通販カタログ、インターネットどこでも買える商品となっており、マーガレットさんは売り上げの3%を特許料として手にしているという。

「お金儲けが目的だったわけじゃないけど、こうなるとなかなか楽しいものね!」とマーガレットさん。「私、ゴミ箱の中を見てもったいないと嘆いちゃう戦中世代なのよ。シチューをお皿に取り分ける時にこぼしたり、お鍋に中身が残るのが耐えられなくて。スクラドルは底が平らだから、おたまじゃどうしても届かないお鍋の隅までちゃんとすくえるの」。

特別な販促一切なしのバカ売れとなった「スクラドル」、販売メーカーのレイクランド社も笑いが止まらないようだ。これからのキッチン用品は使い勝手だけではなく、安価なエコ商品が主力になってくるのかも知れない。

参照元:DailyMail(英文)

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