台湾のアニメニュース「NMA.TV」で、日本が戦後初めて諜報機関を設立したと報じられた。愉快なアニメーションを繰り出しつつも、内容は至ってマジメ。シュールすぎて、逆に怖いくらいだ。

NMA.TVによると、「日本は自衛とテロ対策の一環として、対中国・北朝鮮の諜報機関を設立した」とのこと。戦前は日本も諜報機関を有していたが、戦後65年も過ぎ、諜報活動については既に経験豊富とは言いがたい。新たな諜報機関は、アメリカ・ホワイトハウス直属の情報機関CIAや映画007シリーズでお馴染みのイギリス情報局秘密情報部MI6をモデルした機関になるらしい。

ちなみにイメージ映像で諜報活動をしているのは、刀を背負った忍者である。

刀や手裏剣を駆使しての暗殺の練習は良しとしても、金正日書記の寝室に忍び込んでの寝顔激写。そしてパラパラに興じる胡錦涛主席の姿を動画で撮影……など、単なるパパラッチ活動に終始する日本の忍者。だが、敵の弱みを握るのは政治世界の常套手段。YouTubeで流出させれば、何らかの反応があることは想像に難くない。

一見、単なるオチャラケ報道のように思えるし、日本での公式発表はないものの、諜報能力に長けた中国及び北朝鮮にとっては既に知られた情報である可能性が高い。以前から日本の政治や経済情報を掴んでいるとされる中国。パンダ=スパイ説を暗示する意味深な描写も、あながち空想とは言えないのかも知れない。

参照元:YouTube NMAWorldEdition