子どもから大人まで、誰しもが楽しめる組み立てブロック「レゴ(LEGO)」。デンマークの商品だが、日本のみならず、世界中で愛され続けている永遠のロングセラー商品だ。

そんな平和なレゴの世界を、中国産のニセレゴが武力を行使して密かに侵略しようとしているのは先日お伝えした通りであるが、実は軍事レベルの話ではなく、すでに民間レベルで日本が侵略されつつあることが判明した。

なんと、日本に潜り込んだ中国産ニセレゴ「ピザ屋さん」の中に、チンピラまがいのツッパリが入っていたというのである。

情報提供者の会社員(31歳、妻子持ち)によると、こちらのニセレゴ、都内の焼肉屋で「お子様セット」を注文した時にオマケとして付いてきたものだという。メーカーは中国の「小白龍」で、「街シリーズ」に属する商品だ。

「家に持ち帰ってから、4歳の息子と一緒に組み立てました。私がピザ車を組み立て、息子には人を。すると突然、息子がこう言ったんです。『お父ちゃん、なんか……ちがう!』と」。

パッケージには優しくて善良そうなピザ屋さんが写っているのに、なぜか息子さんが手にしていたのは、黒いグラサンをかけたビシキメのツッパリ。何かの汚れかと思ったが、よく見るとしっかりとプリントされている。とりあえずコック帽を被せてみたが、ヤンキー具合は変わらない。

「普通の本物レゴとも互換性があるので、今ではゴッチャに混ぜてしまっていますが、果たして混ぜてよかったのか……今でも悩んでいます」。

ちなみに小白龍のニセレゴは、「街シリーズ」の他にも「宇宙シリーズ」、「海賊シリーズ」、「女の子向けシリーズ」、「工業シリーズ」、そして「軍事シリーズ」が展開中。パッケージを確認するに、なぜかグラサン率が高いことが特徴である。

執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼どう見てもツッパリである。


▼パッケージ表面。外ヅラは善良だ。


▼どこが合格なんだ。


▼汚れではない。確実にかけている。


▼爆走天使。


▼ナオンいねーかなあ。


▼後ろの穴は「釜」である。