19世紀後半、自然回帰の運動としてドイツで始まった裸体主義(ナチュリズム)は、アメリカで裸の開放感(ヌーディズム)を楽しむレクリエーションとして広まった。

ヌーディズムを楽しむ者は、まだ少数だが、欧米にはナチュリスト(ヌーディスト)専用のビーチが存在する。いわゆるヌーディストビーチと呼ばれるものには、裸になる者だけが入れる場所と、服は着ても着なくてもどちらでも良い「clothing-optional」なるところがあるが、いずれの場合でも、他人の裸を見ることではなく、自分が裸になることを楽しむためのビーチである。

ここで紹介するビーチは、生まれたままの姿で過ごしても、誰からも非難されない場所である。寒い日本の冬を抜けだし、すべてを解放するのも楽しいだろう。

■その1:リトルビーチ(Little Beach)
ハワイのマウイ島にある小さなビーチ。規模は小さいが、ビーチの美しさでは裏手にあるビッグビーチに引けをとらない。ビーチ周辺は岩場に囲まれているので、部外者から盗撮される心配もない。

■その2:レックビーチ(Wreck Beach)
バンクーバーにあるカナダ最大のヌードビーチ。ビーチの全長は8キロ。年間の訪問者は50万人。服を着たままでも楽しめるビーチだが、カメラは歓迎されない。

■その3:サンオノフレ(San Onofre State Beach)
カリフォルニア州オレンジカウンティの南端にある州立のビーチ。周辺の海はサーフィンのメッカとなっている。近くにはブラックス・ビーチ(Blacks Beach)なる別のヌーディストビーチもあるが、米軍キャンプも原子力発電所もある。

■その4:キャプ・ダグド(Cap d’Agde)
フランス南部にあるヨーロッパ最大のヌーディストビーチ。単なるビーチというより、ヌーディストの「聖地」である。地中海に面するこのリゾートタウンでは、ビーチだけでなく、銀行、レストラン、売店、どこでも裸で行くことができる。

■その5:ホーローバービーチ(Haulover Beach)
フロリダ州マイアミにあるアメリカで最も人気のある水着OKなヌーディストビーチ。年間の訪問者は100万人とも言われる。州政府の管理が行き届いたビーチでは、ビーチバレーやサーフィンの大会も開催される。

■その6:アポロビーチ(Apollo Beach)
フロリダ州で人気の観光地「カナベラル国立海岸」の北端にあり、裸で絶滅危惧種が観察できるビーチである。国立海岸の南端には、アポロ計画で宇宙への玄関口となったケネディ宇宙センターがある。スペースシャトルが打ち上げられる週は、ビーチの使用が禁止される。

■その7:ハンランズポイントビーチ(Hanlan’s Point Beach)
五大湖の一つ、カナダのオンタリオ湖に浮かぶ、緑豊かな小さな島「トロント・アイランズ」の中にあるビーチ。夏のシーズンのみ全裸可能(着衣も可能)。敷地内にはバレーボールコートやペタンクと呼ばれるフランス式屋外ボーリング施設もある。

■その8:ガニソンビーチ(Gunnison Beach)
ニュージャージー州にあり、大西洋岸で米国最大の水着OKなヌーディストビーチ。サンデーフック半島に位置するビーチからは、ニューヨーク湾やマンハッタンの町並みが一望できる。また、ライフセーバーや警察官によるセキュリティも充実している。

■その9:サムライビーチ(Samurai Beach)
シドニーを約190キロ北上したトマリー国立公園にある、南半球では最初に誕生したヌーディストビーチのひとつとされる。毎年11月にはヌードオリンピックが開催され、世界中からナチュリストが集まる。第2次世界大戦中、日本軍を偵察する場所であったことから「サムライ」という名前がついているが、今では地元住民の自慢の場所となっている。

■その10:サン・バルテルミー島(St. Barthelemy)
カリブ海に浮かぶフランス領の小さな島「サン・バルテルミー」は、リチャード・ギアのトップレス女性チラ見事件や、チャン・ツィイーの全裸盗撮事件が発生した、セレブご用達の楽園である。基本的に全島トップレスだが、フルヌード愛好家には、アンス・デュ・グヴェルヌール(Anse du Gouverneur)やアンス・デュ・グランド・サリーン(Anse de Grand Saline)と呼ばれる専用のビーチがある。

イメージ写真:ロケットニュース24

■参考リンク
MatadorNetwork(英文)