結論から言ってしまうと、『アイダホバーガー』は美味しい。今まで、アイコンチキンシリーズやビックアメリカシリーズのハンバーガーを数多くレビューしてきたが、今まででいちばん美味しい期間限定ハンバーガーといえよう。

今まで、マクドナルドの期間限定ハンバーガーは塩分が強く、どれもこれもしょっぱすぎて美味しさを味わうどころではなかった。インターネット上でも「しょっぱすぎる」という声が多くあったにもかかわらず、なぜかマクドナルドは塩分を強く感じるハンバーガーを出し続けてきた。

正直、「どうしてこのハンバーガーが企画会議を通過したのか?」と不思議に思うくらい、しょっぱいハンバーガーばかりだったが、ついに「塩分で味をごまかさない」ハンバーガーが登場したようだ。

ベーコンの存在感のなさは従来のハンバーガーと同じだが、ハッシュポテトとパティ(ハンバーグ)、そして特製ソースがそれぞれの美味しさをしっかりと持っており、そして三者が三者の美味しさを高め合っているのである。

特にハッシュポテトはそれ自体が完成された美味しさを持っている料理であり、脂身(肉汁)の少ないパティに油とウマミを与えている。また、油と肉のしつこさを特製ソースがやわらげており、さらにピリッとした刺激を楽しむことができる。

マクドナルドは味の強いハンバーガーを出さず、このようにひとつひとつの素材が生きるハンバーガーを今後も出し続けてほしいものである。とにかく『アイダホバーガー』は、ここ最近のマクドナルドのハンバーガーのなかでは、成功したハンバーガーのひとつといえるだろう。

(文・写真=B級グルメ評論家・のりすけ)