牛丼のツユダク! といえば「牛丼の汁を多めに入れてネ♪」という意味を持つ注文方法だが、牛丼屋はいったいどこまでツユダクの量を増やしてくれるのだろうか? 『吉野家』や『すき家』ではツユダクを注文するとレシートに「ツユダク」と表示され、当編集部の調査では「ツユダクダク」(汁もっと多め)まで確認することができた。

じゃあ、「ツユダクダクダクダク」(汁メッチャ多め!)は可能なのだろうか? ということで、実際に牛丼屋に出向いて「ツユダクダクダクダク」を注文してみる事にした。今回は、『すき家』に行って牛丼の並盛りを注文し、「ツユダクダクダクダク」をお願いしてみたぞ! はたして、汁を大量に入れてくれるのだろうか……!?

結論からいえば、「ツユダクダクダクダク」は可能だった! 店員さんに「ツユダクダクダクダクでお願いします」と伝えたところ、「ツユダクダクですね?」と返答されたので、「いや、ツユダクダクダクダクで……。汁いっぱいでお願いしたいです」と注文。すると店員さんがポツリとこう言った。「大丈夫ですか?」。

「あなたの頭は大丈夫か?」という意味なのかと一瞬あせったが、「そんなに汁が多くて大丈夫か?」という意味だとポジティブに考え、「大丈夫です、問題ない」と返答。すると店員さんは厨房に戻り、オーダーを調理スタッフに伝えていた。

注文から1分以上経ってもこない……。もしかして「なんかツユダクダクダクダクとか変な注文きたんだけど(笑)」とか奥で話してる!? まあ、特殊な注文をしたわけで調理に時間がかかっても仕方がない。汁の温度が高いので、やや冷ましてから出すために時間をおいているのかもしれない。だとすればかなり親切だ。

ほどなくして牛丼の「ツユダクダクダクダク」が登場。ご飯が見えないほど、丼の中に汁がタップリ! まるで汁に浮かぶ牛肉の孤島のような状態である! これは美味しそうだ! 熱々なうえに箸でつまみにくくなっていたのでスプーンで牛丼をいただく。こ、これは美味しい! かなりワイルドな牛肉のパワーあふれる味を堪能でき、味もしょっぱすぎず、甘すぎず、それでいて汁のウマミだけがご飯に浸透し、凄まじく素晴らしい牛丼になっている!

「ツユダクダクダクダク」にした牛丼は、牛丼であって牛丼ではない。ライス入り牛丼スープといったほうが表現的に近いと思われる。しかもこの牛丼、汁がどんどんライスに吸収されていくので、食べている最中にスープが姿を消す。つまり、ウマミたっぷりの汁がすべてライスの中に入り込み、ライス自体が肉のウマミをたっぷりとたくわえた「ウマミ袋」と化しているのだ!

皆さんにもこの味を体験してもらいたいが、ツユダクもツユダクダクダクダクも、正式なメニューとして存在するわけではない。あくまで店舗の善意でやってくれていることなので、断られたとしても怒ったりしないように! とにかく、牛丼のツユダクダクダクダクは美味しいのは確かである。

写真: ロケットニュース24.