日本人の国民的アニメーションといえば『サザエさん』(原作:長谷川町子)だ。核家族化が進むなか、おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、むすこ、むすめ、まご、みんなが揃っている『サザエさん』の家庭は貴重な存在といえるかもしれない。

そんな『サザエさん』で、信じられない展開の幻のストーリーがあったのをご存知だろうか? 1985年に放送された『タラちゃん成長期』というタイトルの回で、あまりに世界観を崩す脚本だったため担当プロデューサーが激怒したというのだ。その内容とはいったいどんなものだったのか?

『タラちゃん成長期』の内容はこうだ。タラちゃんが夢のなかで筋肉増強剤を使ってドーピングし、オリンピックに出場して活躍するという内容だったのである。視聴者の視点からしても「ありえない(笑)」と思ってしまうこのストーリー展開。なんと、その脚本を書いたのは『警部補 古畑任三郎』や『王様のレストラン』などの脚本家として有名な三谷幸喜さんなのである。

しかし厳密にいえば、この『タラちゃん成長期』は放送されたものの、あまりに内容がブッとんだものだったため、タイトルだけ採用されて内容は当初のものとは違うものになったという。確かに、いくら成長期とはいえ筋肉増強剤で成長するのはルール違反である。そもそも、設定上タラちゃんは成長してはいけない気がするのだが……。

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