もはや生活の一部になりつつあるソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)。日本では最大会員数を誇るMixiを筆頭に、GREEやモバゲータウン(モバイル)が知られている。最近日本でもFaceBookの台頭が目覚しいのだが、このSNSについてイタリアのマーケティング専門家がブログで興味深い報告をしている。彼は世界中のSNSについて調査を行い、世界勢力図を完成させたのだ。

地図を紹介しているのは、ソーシャルメディアを使ったマーケティングを研究しているヴィンセンツォ・コセンツァ氏である。彼は大学で経済学について学び、イノベーション・マネジメントの修士号を取得している。マイクロソフト・イタリアでキャリアを積み、現在は世界最大のコミュニケーション・サービス・グループ「ヒル・ノールトン」の子会社でデジタル広報の責任者を務めているのだ。

その彼がSNSの世界勢力地図を作成した。2009年6月から、ウェブの調査ツール「Alexa」と「Googleトレンド」を使い、世界地図上にSNSの勢力分布を描いたのである。それによるとこの1年で、FaceBookは驚異的な躍進を見せている。132カ国のうち115の国で首位に躍り出ているのだ。とくにハンガリー、ポーランド、モンゴル、パラグアイ、インドでは、従来のSNSを抑えて版図を飛躍的に拡大させた。

ちなみに広義でSNSに数えられるTwitterも、この調査に含まれている。しかしながら、いずれの国でも2~3位に留まっているのだ。これはおそらく、同サービスが他のプラットフォームに組み込まれることが多いためではないだろうか。世界中で推定6億人もの登録者数を誇るFaceBookが、今後日本でどのように展開を見せるのだろうか、来年の動向が気になるところだ。

screenshot: vincos.it

▼ 2010年6月の勢力図

▼ 2009年12月の勢力図

▼ 2009年6月の勢力図

▼ 主要国のトップ3。黄色表示は最新の調査で新たにランクインしたサービス

■参考リンク
World Map of Social Networks (vincos.it)英文