アップル社の人気タブレット型コンピュータといえばiPadだ。タッチパネルで感覚的・直感的に操作でき、パソコンのように起動時間を要しないのも魅力のひとつだ。しかし、そんなiPadにもひとつだけ欠点がある。

そう、パソコンのUSBから電力を得る事ができないのだ。iPadは基本的にコンセントから電力を得て充電しなくてはならず、出先でバッテリーが切れると充電できない状態におちいる。パソコンにUSB接続しても「充電していません」と表示されてしまうのだ。

しかし! 実は「充電していません」が嘘だったことが判明! 充電していないと言っておきながらも密かに充電されていたのだ! どうして充電しているのに「充電していません」と表示されるのか? その真相はこうだ。

もともと、パソコンのUSB2.0規格ではiPadを充電するための電力を供給することができない。そのため「充電していません」と画面に表示されてしまうのだが、実は微量ながら電力が供給されており、少しずつ少しずつバッテリーに充電されているのである。その充電スピードはコンセント充電時の1/4で、十数分に1%ほどのスピードで充電されているのだ。

お風呂場の浴槽に1滴1滴しずくを落としていけば、数時間後には満杯になる。その現象と同じことがiPadでも起きているのだ。この件に関してアップルのカスタマーセンターに聞いてみたところ、「はい。確かに、わずかながら充電されています」との返答を得られた。やはり、充電はされているようだ。

当編集部でも試しにiPadを「充電していません」という状態で放置してみたが、確かに十数分に1%のスピードで充電されていった。しかし、パソコンによってはUSBに供給される電力が低い場合もあり、充電されない場合もあるのであしからず。また、スリープ状態(画面を消している状態)でないと充電されないらしいので、その点も注意が必要だ。

ちなみに、USB3.0の端子に繋いで試してみたところ、心なしかUSB2.0の場合よりも早く充電されているように感じた。USB3.0は2.0よりも供給できる電力が大きいので、もしかすると通常より早く充電できるのかもしれない(それでも1%あがるのに数分を要するが)。あなたの家のiPadも、パソコンに繋げて試してみてはいかが?

写真:ロケットニュース24