11月4日未明、突如YouTubeに流出した「尖閣衝突ビデオ」。タイトルは「日本の尖閣 海上保安庁」となっており、全6編が公開されていた(現在は削除)。投稿したのは「sengoku38」と名乗る人物。動画の説明欄には「尖閣諸島事件の真相」と書かれていた。

では一体、sengoku38氏とは何者なのであろうか? また、sengoku38に込められたメッセージとは? この謎に対し、インターネット界では様々な憶測が飛び交っている。

その1:「仙谷さんパー」説
仙谷由人官房長官はパーであるという批判。

その2:「sengoku」のIDがすでに使われていた説
「sengoku」の名前を登録しようとしたらすでに使用されており、さらに「sengoku1」も「sengoku2」も使用中であったため、YouTube側から「sengoku38」の名前を提示された。

その3:中国語で38は「アホ」の意味説
中国のスラングで「38」は、バカ、アホ、マヌケなどの意味を持つ。つまりは「仙谷さんはバカ」という批判。また、この説が正しければ、投稿者は中国語に堪能な人物であるということになる。

その4:慣用句「嘘のサンパチ」説
人間、数字に関するウソをつくときには、無意識的に3と8を使うことが多いことを語源とする「嘘のサンパチ」や「嘘っ八(うそっぱち)」という言葉がある。つまりは「仙谷官房長官は嘘つき」であるという意味。

その5:「仙石左派」説
仙石氏の中国に対する対応に込めた怒りのネーミング。

いずれにせよ、投稿者は仙谷由人官房長官に対して何らかの思いがあったのだと推測される。
なお、仙谷由人官房長官は5日午前の記者会見で「真偽を調査し、必要ならば司法当局の捜査とする判断もしなければならない」と強調している。

(文=GO
写真:ロケットニュース24