大きくても小さくても、女性なら何かと気になる「バスト」。容姿を左右するばかりでなく、出産すれば母乳が多い、少ないと実用的な面でもあれこれと悩ませるもの。「バスト」について気になる女性が多いのか、あるいは「巨乳」にそそられる男性が多いからか、熊本県のある場所がちょっとした話題になっている。

熊本県天草の北西部に位置する苓北町。ここの国道324号線沿いの海岸にあるのが、その名もずばり「おっぱい岩」だ。

直径1.5メートルほどの半球状のこの岩、その先端部には乳首までついていて、まさに女性の「おっぱい」そのもの。しかもこの大きさ、まさに「巨乳」と言っていいだろう。

この岩がどのようにして形作られたのかは不明ということだが、海水の力によってできたという説のほか、海岸の他の岩とは明らかに色が違うことから、天草灘を挟んで向かい合う長崎県の雲仙・普賢岳が噴火した際に飛んできたという説まであるとか。

しかもこの「おっぱい岩」は海岸から約50メートル沖合にあるため、満潮時には海中にすっぽりと沈んでしまう。そして潮が引きはじめると徐々に姿を現し、干潮時に完全なおっぱいの形を見ることができる。直接触ると「胸が大きくなる」「お乳がたくさん出るようになる」などご利益があるとも噂されているそう。

気になる干潮の時刻は苓北町のホームページからも確認できるので、見学前には忘れずにチェックしておこう。また岩場にあって足元が悪いので、ヒールのない履物があると良さそうだ。

(Written by おばらけいこ)

おっぱい岩
熊本県天草郡苓北町坂瀬川西川内漁港横

寄稿:Nicheee!