見ると絶対後悔する映画や、鑑賞時間の無駄としか思えない「Z級映画」を紹介する、見てはいけない映画レビュー。

今回ご紹介する映画は『ゾンビVSチアガール』だ。男子諸君であれば、チアガールという言葉から連想するのは「若いピチピチな女の子たち」であろう。しかしそんな女性は一切出てこない。

出てくるのは三十路ぐらいと思われる普通の女性たちだけである。しかも低予算なため、映画のヒロイン級に見栄えのする女性は、やっぱり一切出てこない。

ストーリーも陳腐さ満点。アメリカが密かに行っていた「ナチスの極秘研究」の研究。しかし、あまりに危険度が高かったので、アメリカは研究自体を山へ封印。ところがどっこい、その封印が不完全であったために、ゾンビ薬が入ったドラム缶にリスが落下。そしてリスゾンビが発生した……という流れだ。なお、予算の関係上、このあらすじは全て紙芝居で語られる。

さらに、以前ご紹介した『ゾンビVSゾンビ』では、ウサギのぬいぐるみに噛まれて男性がゾンビ化したが、今回もゾンビリスに男性が噛まれてしまう。もちろんぬいぐるみ丸出しのゾンビリス。しかもぬいぐるみのリスと男性の格闘は、無駄に3分ぐらい続き、見るに堪えない状態だ。

しかもこの映画、ゾンビVSチアガールという題名にもかかわらず、三十路チアガールの内輪モメだけで放映時間を半分消化。いったいこの映画を撮影した監督は、昼ドラを作りたかったのかホラー映画を撮りたかったのか、どちらなのだろうか……。

チアガール目当てで見るのはもちろん、ホラー映画として見るのもオススメできないこの作品。似たようなタイトルで面白い作品の『ゾンビ・ストリッパーズ』があるので、普通の人はそちらを見よう。
(文=Z級映画評論家・中野新橋)

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