基本的に、宇宙飛行士が宇宙に行く場合は地球に帰還することを前提として旅立っている。映画『アポロ13』では、宇宙空間でトラブルに巻き込まれながらも奇跡的な地球への帰還を遂げた、実在するアポロ13号が感動的に描かれている。

しかしNASAは、宇宙飛行士が二度と地球へ帰還することがない火星植民地プロジェクトを計画中だという。火星に行ったっきりで、あとはそこで一生を過ごすのだ。このプロジェクトは火星から地球に帰還するための時間と費用を節約できるだけでなく、火星での開発を最速で進めることができる合理的なプロジェクトだという。

イギリスのメディアはこのニュースに対し、「宇宙飛行士は火星に置き去りにされ、二度と地球の土を踏む事はない」と報じている。そう考えると非常に過酷で悲しいプロジェクトに思えるが、人類が火星を植民地化するためには避けて通れないプロジェクトにも思える。

宇宙飛行士たちは、火星で結婚し、火星で子どもを作り、火星で生まれた新しい世代を残していくのだろうか? 火星と地球との交信は無線を使った場合、最速で7~8分かかるといわれている(火星と地球の距離差により40~50分かかる場合もある)。近いようで遠い星である。この火星で生まれた地球人たちは、地球に行く事を夢見るのだろうか?

screenshot: dailymail.co.uk


■参考リンク
The Nasa mission that will take astronauts to Mars(英語サイトです)