アップルのタブレット端末『iPad』の登場により、タブレット端末市場が活気づいている。パソコンメーカー各社は、iPadに対抗すべく、様々なタブレット端末を発表している。そうした市場に対して、オンキヨーが新製品を投入する。

オンキヨーは、既存のノートブックのラインアップとは一線を画す個性的なモバイル製品『パーソナルモバイル』の新製品として、Windows 7 Home Premiumを搭載したスレートPC『TWシリーズ』を国内メーカーで初めて発表し、10月中旬より順次発売すると発表した。価格は、オープンプライス。

TWシリーズは、パソコンキーボードを排し、タッチパネル式ディスプレイを搭載したタブレット型のモバイルパソコン(スレートPC)だ。OSには、Windows 7 Home Premium を搭載し、ユーザーは多種多様なアプリケーションを手軽に追加して使用することができる。

液晶ディスプレイは、静電容量式タッチパネルを採用した11.6 型ワイドまたは10.1 型ワイド液晶ディスプレイとなっている。2本の指で操作するWindows 7のマルチタッチ機能に対応しており、ズームや回転など直感的な操作が可能だ。マルチタッチに対応したホッケーゲームやパズルゲームなどのアプリケーションパック『Touch Pack for Windows 7』も搭載した。

文字入力には、画面をタッチするキーボード入力と、指で文字を描く手書きパッド入力の2つの入力をサポートし、日本語変換システムも2種類用意されている。パソコン本体には、USB2.0ポートを搭載しているので、USBキーボードやUSB マウスなど各種周辺機器と接続して、入力操作も可能だ。

傾きを検知して画面縦横回転を行う加速度センサーを内蔵している点も見逃せない。TWシリーズの本体には、3軸加速度センサーを内蔵、PC 本体の傾きに合わせ自動的に画面を回転して表示させることができる。画面を縦にすれば、インターネットの閲覧もよりスムーズに行えるわけだ。

通信機能としては、ケーブルレスでインターネット接続ができる無線LAN(IEEE802.11b/g/n 準拠)に加え、さまざまな周辺機器との無線接続が可能なBluetoothを搭載したことで、モバイルでの利便性をさらに高めた。

iPadが流行ったことのひとつの理由として挙げられているのは、誰でも手軽に使えるインターフェイス(使いやすさ)にある。しかし、Flashが再生できなかったり、拡張用のスロットが標準でなかったりと、機能的な面で物足りなさを感じているパソコンユーザーもいるだろう。

それに対して、オンキヨーのタブレット端末『TWシリーズ』は、OSにWindows 7を採用し、USB2.0ポートやメモリーカードスロットを備えた。あえてパソコンと同等の機能を実現することで、iPadに不満を漏らすユーザー層を取り込む構えだ。

使いやすさか、多機能か、それを選択するのはユーザー側にある。オンキヨーがタブレット市場でどれだけのシェアを獲得できるか。その戦略の真価が問われるのは、まさにこれからだ。

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