インドはネパールやバングラデシュなどの近隣諸国と道路でつながっているが、そんな重要な道路でもライト(道路照明灯)が設置されておらず、とても危険な状態で自動車が走っている。

昔からライトが設置されていないらしく「インド人は慣れているから道路にライトがなくても平気なのかも?」と思っていたのだが、決してそんな事はないという。毎日のように衝突事故が発生しており、バスの横転事故も日常茶飯事だというのだ。

実際にネパール国境からインドの地方都市・聖地ベナレスへと向かう長距離バスに乗ってみたところ、まったくライトが設置されていない道路を高速で走り、ギリギリのところで対向車をかわすシーンが何度もあった。

真っ暗闇の中を走る車は、自分の車のライトか対向車のライトをあてにして運転するしかないのである。とはいえ、深夜ともなると対向車は少なくなり、漆黒の闇のなかを走る事になる。前方には標準積載量を完全にオーバーした大型トラックが走っており、そのトラックが事故を起こせばこちらのバスも事故に巻き込まれるような状態が数時間も続いた。

今回の取材では事故は発生しなかったが、バスの運転手に「前の席に座ったからには寝るんじゃないぞ! こっちまで眠くなるからな!」と強く言われ、非常につらい状況だった。危険な上に眠る事ができないインドの長距離バス。夜間は道路にライトが設置されていないので事故率がアップする。できれば昼間の移動を心がけたいところだ。しかし、都市部の道路だけは薄暗いものの道路にライトが設置されているので安全である。

Photo by Rocket News24 Staff / 本誌記者撮影
Correspondent: Kuzo