イギリス、オックスフォード大学薬理学教授のデビッド・スミス博士は「ビタミンBは”老人性痴呆”を予防する効果がある」と発表しました。イギリスのBBCニュースが今月8日に報じています。

スミス博士は老人性痴呆に繋がる、比較的症状が軽い認知障害の高齢者168人を2つのグループに分け、1つのグループにのみ葉酸とビタミンB6 、ビタミンB12を組み合わせたビタミンBを2年間投与し実験。

その結果、投与されたグループはもう一つのグループと比べ、認知症の原因となる”脳収縮速度”が平均30%遅れ、ビタミンBが認知症予防に役立つ事が判明しました。また、ビタミンBと葉酸は血中のアミノ酸であり、数値が高まると血管の損傷や、血栓により認知症を引き起こすと言われる「ホモシステイン」の値が高まる事も抑制します。

認知症は認知機能の低下だけでなく、不眠や妄想などの精神疾患を引き起こす非常に怖い病気です。それが日常的に摂取可能なビタミンBで予防できる事が明らかになったのは、非常に素晴らしい事ですね。

今回の実験で使用されたビタミンB6とB12は、日本人にお馴染みの「カツオ」や「マグロ」と言った赤身の魚や「レバー」に多く含まれています。葉酸は緑黄色野菜に多く含まれますので、これらの食品を組み合わせた料理を日常的に食べる事によって、「認知症」予防をするのも効果的かもしれません。

これからの季節ですと、戻りカツオと大葉を合わせた「カツオのタタキ」や、通年食べる事ができる「レバニラ炒め」などが良いのではないでしょうか。でも体に良いからと言って、食べすぎは禁物。摂取カロリーとのバランスを考えて認知症の予防だけでなく、健康的な食生活を送りましょう。