中国では経済成長で土地の価格が急騰しており、庶民の生活を圧迫(あっぱく)しているという。家族が増えても家を持つのは夢のまた夢。あまりにも土地代が高いため、河南省のある家族は自宅の地下に穴を掘り、そこに部屋を設けて生活を始めたという。まるでアリの巣のような住まいだが、とても快適だという。

河南省に住むチンさんは定年退職した鉱山夫だ。娘さんの結婚を機に家を増築する予定だったが、土地代が高すぎて手が出なかった。そこで地下に部屋を作ることを思い立った。家族に相談したところ猛反対を受けたが、チンさんは一人で工事を始めた。

毎日4~5時間穴を掘り続け、4年の歳月を経て生活するのに十分なスペースを確保し、そこに部屋を作った。約50平米の広さに台所と寝室をもうけ、不便のない環境を整えたそうだ。元鉱山夫だけあって耐震への配慮も怠りがない。おまけに地下であるために、夏は涼しく冬は熱が逃げないのだとか。チンさんは部屋の完成に大変満足しているという。

ちなみにこの部屋は、近いうちに地元行政区の審査を受ける予定である。耐震や消防の面で不具合があれば、居住環境として認められないそうだ。無事に審査を通過すればいいのだが……。

Screenshot from news.china.com.cn.
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