大手ファーストフードチェーン『ロッテリア』が販売している『タワーチーズバーガー』(990円)が話題を呼んでいる。ロケットニュース取材班は、史上最高と思われる高さ30段に挑戦した。ボリューム満点のハンバーガーなのだが「食べてみたいけど、全部食べる自信のない」という方のために、食べ切れなかった場合の調理例を紹介しよう。今回はロールキャベツに挑戦してみた。

以前30段をご紹介した時に、お肉が煮込みハンバーグに適していることをお伝えしたのだが、今回はキャベツで包んでロールキャベツに試みた。結論からお伝えすると、めちゃめちゃおいしくできあがる。旨みの詰まったロールキャベツそのものも美味しいのだが、お肉に濃縮されていた肉汁がシュワッと溢れてスープと混ざり合い、非常に美味しい。タワーチーズバーガーを食べ残した時に挑戦していただきたい。では、作り方を4つのステップでご紹介しよう。材料は『タワーチーズバーガー』の肉、キャベツ、コンソメ(固形)、塩、ケチャップ、バターのみ。

1. キャベツを塩茹でする
深い鍋にお湯を張り、湯に塩一つまみを入れ、キャベツの大きめの葉を5~7枚を火入れする。キャベツは芯が硬いので、芯は事前に切り取る。筋が硬い部分には包丁で切れ目を入れておくと良い。茹で崩れしない程度にしっかり火を入れよう(中火で5~10分)。

2. お肉を包む
火が通ったら、キッチンペーパーでキャベツの水分を取る。そしてお肉を包む。10段の場合は5~7枚のキャベツでしっかり包める。心配な場合は、2段(5枚ずつ)に分けてお肉を包もう。キャベツがめくれないように、つまようじでキャベツの端を止めておく。

3. お肉を煮込む
鍋にお肉を入れ、お肉が浸かる程度にお湯を入れて煮込む。一緒に固形コンソメを適量入れる。コンソメが溶けたら、ケチャップを入れる。ケチャップは鍋の大きさにもよるが、1/2本分くらい入れても良いだろう。多いほど味が濃くなっておいしくなる。沸騰後弱火にして20~30分煮込む。※お肉の量に比べて湯量が多いのだが、それについては後述。

4. 仕上げ
最後に塩・コショウで味を調えて、バターを1片加え、風味と艶を出す。皿に盛り付けて完成。

以上が作り方だ。最初にキャベツにしっかり火を入れるのがポイント。火入れが弱いとお肉をうまく包めなくなってしまう。そして、最後にバターを加えるのも忘れないで頂きたい。バターの風味がおいしさを引き立てる。

食べた感想としては、一言「非常においしい!」。お肉にキャベツの甘さとチーズのコクが加わり、ひき肉では出せない深い味わいが口いっぱいに拡がる。またスープが格別においしい。お肉の旨みが溶け出し、ケチャップと良く馴染む。スープだけでご飯が食べられそうな勢いだ。

3の手順で多めにお湯を加えたのは、このスープを他の料理に使い回すためだ。記者は翌日、このスープを使ってスープスパゲティを作った。3の鍋にロールキャベツと一緒にジャガイモ、にんじん、玉ねぎなどを一緒に入れて煮込めば、翌日カレールーを入れるだけでカレーが出来てしまう。タワーチーズバーガーを食べ残してしまいそうな時は、このロールキャベツを作ってみてはいかがだろうか。熱烈にオススメする!

Photo by Rocket News24 Staff / 佐藤記者撮影