3D映画『アバター』を見た人であれば、現実と錯覚するほどのリアリティがある3D映像に感動したことだろう。そんな3D映像を家庭でも手軽に楽しめる時代がやってきた。

ASUSTeK Computer(ASUS)は2010年4月14日、3D機能『NVIDIA 3D Vision』に対応した高性能ノートパソコン『G51Jx 3D』を4月24日より発売すると発表した。
価格は、20万9,800円(税込み)。

■究極の3D映像が楽しめるノートパソコン
今回発表されたASUSの『G51Jx 3D』は、究極の3D映像が楽しめるノートパソコンと言っても過言ではないだろう。3D映画や3Dテレビでお馴染みのアクティブシャッター式3Dメガネに加えて、120Hz駆動の15.6型ワイドの大画面ディスプレイと高性能なグラフィックス機能『NVIDIA GeForce GTS 360M』を搭載し、リアリティ溢れる3D映像を表示することができる。

2010年4月14日、都内 時事通信ホールにて開催された『ASUS & NVIDIAプレスカンファレンス”ASUS & NVIDIA Bring You To The Next Dimension”』では、『G51Jx 3D』をいち早く体験することができた。3D映像は3Dメガネを掛けないと、映像が2重に見えるが、3Dメガネを掛けたとたん、リアルな3D映像の世界が目の前に広がった。実際に、3Dゲームの『アバター』を遊んでみたが、ノートパソコンにもかかわらず、奥行きのある3D映像がスムーズに動き、感動した。

■なぜリアルな3D映像なのか
アクティブシャッター式3Dメガネは、左右のレンズ内のシャッターを高速開閉し、視差のある別々の映像を映し出すことで、明瞭な3Dステレオ映像を表示する。従来の偏光式3Dメガネは、左右の眼に入る映像を分離するため、半分の解像度しか表示できなかったが、アクティブシャッター式では1,366×768のフル解像度で表示することができる。さらに、視野角も広いため、ディスプレイ正面以外でも3D認識が可能なのだ。

ネットブックに比べると、『G51Jx 3D』は高価なパソコンに思えるかもしれないが、その価格に見合うだけの性能は備えている。3D映像を手軽に体験したい人には、かなり魅力的なノートパソコンと言えるだろう。

Photo by Rocket News24 Staff / 本誌記者撮影