モスクワ通りに新しく貼り出された禁煙広告が酷すぎると物議を醸している。この広告はうつぶせで眠っている赤ちゃんの背中で、タバコをもみ消している写真が掲載されており「子供の近くで喫煙するのは、大きな拷問である」と書かれている。しかし、掲載されている写真は痛ましく、苦情が相次いでいるという。

このニュースは10日(現地時間)themoscownewsが伝えている。この広告は市場調査会社の『NewsOutdoorGroup』と『ADVGroup』によって作成されたもので、広告制作担当は「この広告は本当に過激なイメージです。承知の上で作りました」と説明した。広告については子供を持つ親から、非難が相次いでいる。

4歳と5ヶ月の赤ちゃんを持つエレーナさんは「娘があの絵を怖がってるんです。下の子(赤ちゃん)とイメージが重なるみたいで本当に嫌がってます。あの広告を娘にうまく説明出来なくて困ってます」と語った。また、3人の子供を持つミハイールさんは「私もタバコを吸っていた。タバコが子供に悪い影響があることには同意する。しかし、この広告を見てタバコを止める人はいないだろう」と語っている。

この広告は禁煙効果を促進する目的で、モスクワ通りに掲示されているという。専門家はファッションブランドの広告を例に挙げて以下のように説明している。「ファッションブランドが刺激的な広告を打ち出すのは、それが購買に繋がるからです。話題作りをするために、人目につくような広告を派手に打ち出して、その効果を売り上げで測ります。しかし禁煙広告の効果をどうやって説明するんでしょうか。これで何人の人がタバコを止めたか説明出来ないでしょう」と広告効果を測ることは、事実上不可能だと批判した。ちなみにこの広告は市当局の許可を得ていないとのことである。