フロッピーと言えば、容量や通信速度、データ保管の安定性の関係ですっかりそのお株をUSBメモリに奪われた存在で、現在ではフロッピーを現役で使用している人はほとんどいないだろう。

しかし、海外にそのフロッピーを使い非常に美しいアートを築くアーティストがいた。彼の名はNick Gentry氏。彼はフロッピーを背景、時には人物部分に用いることにより、肖像画を生み出す。フロッピーの独特な凹凸や張られたシール等を巧みに使用し、描かれた肖像がはどれもスタイリッシュで美しい。

Nick Gentry氏は、自身の活動について、

「フロッピー、ビデオやカセットテープは、80年代から90年代において世界的に大きな役割をはたしました。お気に入りの映画やアルバム、ゲームは全てそれらの中に蓄えられていました。現在、それらは衰退期に直面しています。数えきれないほどのデータがオンラインで保存、共有される時代です。私はその重要な文化の移行を、私の作品で強調したいのです。」と語る。

このことからフロッピーアートはただ単に斬新な手法という訳でもなく、しっかりとした理念と時代背景を現しているアートということがわかる。

記者:tani

▼Nick Gentry氏の作品①

▼Nick Gentry氏の作品②