2009

『ロケットニュース24』や『ガジェット通信』でも報じられた、漫画家に無礼な態度をして取材拒否され、放送が中止となったNHK番組『マンガノゲンバ!』騒動。漫画家の唐沢なをき先生と妻でエッセイストのよしこ先生に無礼な態度で取材を挑み、最終的には先生たちの堪忍袋の緒が切れて取材が中断。番組として成り立たなくなったため、放送が中止されたという騒動だ。

よしこ先生が公式ブログで報告していた内容によると、NHKスタッフがあらかじめ描いている番組のストーリーにあわせて唐沢先生に発言をさせようとし、少しでも気に入らない発言をすると「いや、そうじゃなくて~!」を連発。先生の考えや言葉はスルーし、ディレクターが思っている内容の絵(映像)を撮りたいだけの取材になっていたようだ。

確かに、番組を見ている視聴者に感動を与えるような発言が欲しいと思うのは当然のこと。いかにも大御所らしいコメントが得られれば、番組も引き締まることだろう。しかし、事実じゃないディレクターのストーリーどおりの発言で感動を呼んだところで、それは漫画家の言葉ではない。

そこに葛藤した唐沢先生とよしこ先生は、ディレクターの無理難題とムチャクチャな態度に限界を感じ、取材を拒否したわけである。このことがインターネットニュースや『2ちゃんねる』で取り上げられ、新聞社からも取材の依頼があったという。そして、よしこ先生は、いままでブログでも触れられていなかった「私がいちばん嫌だったディレクターの言葉」を公開。その内容は以下のとおりだ。

「取材のとき、ディレクターさんの質問で「そんなに特撮の舞台裏が好きなのに、なぜ特撮の仕事につくことを目指さず、マンガ家になったのか?」というものがありました。なをさん(唐沢先生)は「マンガのほうが好きだから」と答えましたが、ディレクターさんはそれに対して、「いや、そうじゃなくて」と、苦笑しながら返してきました。コレが、一番イヤだったんです」(ブログより抜粋)

どうやら、そのディレクターの発言が取材拒否をする大きな理由のひとつとなったようである。しかし、最大の取材拒否理由は、次の言葉だったという。

「この「マンガのほうが好きだからマンガ家になった」と言う答えにダメ出しされたのが、取材を断った一番の理由です」(ブログより抜粋)

NHKのディレクターは「どうして特撮が好きなのに特撮マンじゃなくて漫画家になったのか?」という内容の質問を唐沢先生にし、唐沢先生は「マンガのほうが好きだからマンガ家になった」と発言。するとディレクターは「いや、そうじゃなくて~!」と返答を受け流し、唐沢先生を完全否定。それはさすがに怒ってもいい理由である。何がそうじゃないのか意味不明であり、唐沢先生を否定する取材内容となっている。

NHKは受信料の未払いで大きな問題を抱えているが、それ以上にスタッフの取材方法や教育を徹底し、まずは道徳から勉強させてモラル改善をするべきではないだろうか?