寿命を10年以上伸ばすことが可能な『若返りの妙薬』が現在開発されている。9日(現地時間)、イギリス日刊デイリーメールによれば『若返りの妙薬』は太平洋東部イースター島で発見された化学物質、ラパマイシン(rapamycin)で作ったもの。イースター島のその化学物質は動物実験で予想寿命を少しどころか38%も伸ばすことが証明されている。

例えば、生後600日なったネズミを使った実験では通常に比べてメスは平均で13%、オスは9%長生きした。600日のネズミは人間では60歳ほどに該当する。すでに60歳を超えた動物の寿命が延びたことは驚くべきことだという。また現在では、このラパマイシンは臓器移植時の免疫抑制剤に使用されたり、癌治療薬としての臨床試験にも使用されているという。

今回の研究を行っている米国、テキサス大学のアラン・リチャードソン博士(Dr Arlan Richardson)は「私の生前に若さの妙薬が発見されるとは考えることもできなかった。ラパマイシンが生命延長の夢を実現させてくれる可能性は非常に高い」と明らかにした。

しかしながら、現在のラパマイシン錠剤の薬を発売するにはとても危険のようだ。なぜなら、免疫機能が抑制され感染症にかかる危険性があるからだ。だが、科学者らは今後10年内に『若返りの妙薬』が開発されることができると見ている。

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