どうも、はじめまして、けんすうと申します。

ロケットスタートという会社をやっている人で、基本的にはWebのコミュニティサイトとかを作ったりするのが本職です。

コラムを書いてください!といわれたので今回から書いてみますが、何を書いていいのかよくわかっていません。たぶん、おもしろネタとかを書くんじゃないかなあ、という気がしています。

毎週月曜日くらいに更新らしいんですが、たまに忘れたりするかもしれないので、そのときは許してあげてください。

そこらへんは調整しながら書いていくので、これからもよろしくお願いいたします!

しかし、大学生くらいまで割と普通にすごしていたのに、インターネットで活動をしていったおかげで、最近だとこういう形のお仕事をもらえることが増えてきました。

誰かが言ってたんですが「キャリアの8割は運」らしいんですね。実力とか努力とかもあるけど、たいていが運だよ、と。

僕は今28歳なんですが、これまでの人生、たしかに運が強くて生き残った感はあります。

というのも、僕が大学に入学した2001年は、大学全入とか言われた時代で、生徒の数が減ったおかげで大学に入りやすかったのです。10年前は倍率13,4だったのに僕の時は6,7倍だったのです。単純に倍以上入りやすい。

さらに不況だったので、国公立にいきたい人も多かったり、浪人生が少なかったりで、とても大学に入りやすい時代だったのですね。僕の大学の入試は、最近だとセンター利用とかが増えてきて、東大に落ちた人とかが来るようになって難易度はむしろあがってるんですが、僕の時はちょうど狭間で簡単に入ることができました。

さらに就職においても、2006年というのは、不況から脱出し、しかも団塊世代が抜けるということで、人をとらないと!という時で大量にとってた時代でした。望めばいろいろな会社が選択肢としてあるという幸せな状況でした。

僕の世代は、あと5年早く生まれても、遅く生まれても、大学入学も就職も厳しい世代です。僕より10年前に生まれた人なんかは、特に大変で、入学も就職も難易度がすごい高い時代でした。同じ能力でも生まれた世代によって、激しく差がついてしまうのです。

入学した先の学校や、就職先によって、つめる経験が違い、どんどんと差は開いていきます。コンビニのバイトと、一流企業とではつめる経験が違います。生まれた歳が違うだけで能力に差がついていってしまうのです。

「ちょっと出来る人」がどんどんと次のステップにいけ、「すごく出来る人」になるケースもあれば、「ちょっと出来る人」が全然経験をつめないまま、「全然出来ない人」という風になってしまうこともある、と。生まれながらの能力とか、それから先の努力ではどうにもならないくらいの影響力がそこにあるんじゃないかと最近考えています。

ワーキングプアの人とかニートの人を見て、自己責任だ、という人は、今の自分の生活があるのは運のおかげだ、ということを忘れないほうがいいんじゃないかな、と最近思っています。そういう人たちも5年生まれる時代が違ったらどうなってんでしょう。