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お腹の中にいる胎児とのコミュニケーションは、親にとって大きな喜びである。こちらから話しかけたり、胎教といって音楽を聴かせたり、それに反応するように胎児がママのお腹を蹴ったりと、交流は生命の存在を知った瞬間から盛んになるものだ。ところが近い将来、これまでの常識を覆す胎児との新しい交流が実現されるかもしれないというのだ。

中国の某サイトが配信する情報によると、なんと、妊婦のお腹の中にいる胎児がインターネットを利用して日記を更新できるようになるという。はたして、そんな嘘みたいな話があるのだろうか。この装置を考案したのは、米国ニューヨーク大学の博士候補生。「自分の妻が妊娠したとき、妻ばかりが胎児の動きを身近に感じているのを見て羨ましかったんだ。父親も胎児の動きを常に知りたいと思って、この妊娠ベルトを思いついたんだよ。」と彼は打ち明ける。

それにしても、装置の見た目は、水着に相撲のまわしをくっつけたような風変わりな様子で、正直見ている方も恥ずかしくなるようなコスチュームだ。しかも、それなりに重そうである。この、世にも不愉快な装置を妊婦が身につけることで、近い将来、無線設備のインターネットを利用すれば胎児にもブログが書ける(コンピュータが反応する)というのだが、まだ研究段階なので残念ながら実現化はしていないという。

主な仕組みは、ベルトに組み込まれているセンサーが、胎児の一挙一動をとらえて、電子パルス信号に変えるというものだ。こうしてキャッチした胎児のすべての動作信号をコンピュータに送り、自動的に言葉に翻訳されるようになっている。母体の腹部を蹴った周波数を通して、胎児が自分でインターネットを利用して日記を更新というが、厳密には胎児の動きに反応したコンピュータが勝手に言語に変えてブログを更新するというものである。

胎児ブロガーの日記の内容は、「12月17日、私は午前に9:15 母を蹴りました。」「12月17日、私は昼ごろに11:38また母を蹴りました」というシンプルなもの。当然ながら赤ちゃんの意思は反映されないので、腹を蹴ったという事実だけが淡々と記されるだけである。

今後研究が進んでこの妊婦ベルトが流行れば、胎児ブロガーコミュニティが作られる日も夢ではないかもしれないと彼は胸を弾ませる。さらなる注目すべき展望としては、医学方面でも活躍が期待できるというものだ。たとえば、胎児の発育を監視して抑制し、胎児が突然活動を停止したら、すぐに母親に警告することができる。

ほかには、胎児の発育を監視しながら、万が一胎児が突然活動を停止した場合「妊娠ベルト」が直ちに警告することができるようになるという。ブログだけでなく、医学方面でも活躍できるのであれば、さらなる研究成果が待ち遠しいものである。

しかし、四六時中このダサいベルトを体に巻き付けておくのは、妊婦にとっては大変なストレスになるだろう。そのうえ一番気がかりなのは、胎児への影響である。電子ベルトから派生するなんらかの電波を受けることになっても心配ないのだろうか。胎児の動きを常に感じていられる喜びというのは、お腹を痛めて出産する女性の唯一の特権のような気がしてならない。

女性は出産をするのに壮絶な痛みを経験しなければならないが、ここでもまた、夢を実現するために結局苦労するのは、夫ではない妻のようである。
 
執筆:メルリン子